現在地 HOME > 掲示板 > 議論18 > 729.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 「左右」のグローバリズムとフェミニズムの根底的誤り 投稿者 あっしら 日時 2004 年 7 月 12 日 16:40:21)
それは本物のタリバンの支配の事ですか?それともあなたのイメージするタリバン支配の事ですか?あなたのイメージするタリバンというのは地元の価値観を尊重して、封建的で独裁的な支配をするというイメージですね。それは旧来のアフガンの延長で、静的であまり破壊的なイメージはないのでしょう。本物のタリバンはそんな生易しい連中ではないと思うのです。何故なら、彼らこそがアフガン介入のためのグローバリストの別働隊だと思うからです。ハザラ人地区をはじめとする占領地域では、あなたが想像するよりもっとシビアで過酷な現実があったはずですよ。現実はもっと動的でアグレッシブなものだと思うのです。タリバンやフセインというのは、アメリカグローバリストの影であって、アメリカや日本のような企業社会の価値観があります、一方でフセインやタリバンのような家父長的・独裁的な価値観があります、お互い認め合いましょう、国際社会ってそんな生易しいものじゃなくて、アメリカによってたえず新手のコマンドと事態が投入され、破滅が再生産されていると思うのです。だから、左翼の一部でも、タリバンのようなイスラム社会の価値観も認めて共存すべきだと思う、というのは違うと思うんです。あれが必ずしもアフガンの伝統的社会の体現者であるのではなく、その恐怖の背後にはやはり伝統的なイスラム的価値観以上に軍需産業や多国籍企業の意志が貫徹しているのではないでしょうか?
とにかく、戦争が起きるっていうのは、静的な社会だから起きるんじゃなくて、常に外部とのせめぎあいによって起きると思うし、スーダンの問題でも東南アジアの海賊の問題でもグローバルな意識からとらえないと絶対ダメだと思う。伝統的な価値観を壊せとは言わないし、受け継ぐべきものはあると思いますが、それとある所の武装勢力や独裁政権の問題は一緒にすべきじゃないと思います。また、独裁政権がどうなるかは我々の願望ではほとんどどうにもならず、仮にフセイン政権擁護の論陣を張っても、グローバリストが潰すと思ったら潰すでしょう。独裁政権や武装勢力などというものは、バックの国際情勢いかんでどう転ぶか分からんものですし、彼らをその押し出しを鵜呑みにして、バックにある国際関係を無視して伝統文化の継承者などと美化するのはおかしいと思います。