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(回答先: 忘れ去られたサパティスタ 投稿者 スパルタコス 日時 2004 年 6 月 28 日 11:37:52)
何故、一神教の問題に見えてしまうのかというと、メディアがパレスチナ問題を中東一神教の問題に切り縮めてしまうからだ。もし、世界中の先住民の動きと同時に取り上げれれば、これはイスラム教徒だけの問題ではない事が分かってくるし、一神教同士の争いという認識からアメリカを能動実体、イスラムを受動実体とするあっしら氏の見解に近くなるのではと考える。
「自衛隊の無事を祈って、黄色いリボンで送ろう」という運動があったが、とんでもない運動だと思う。黄色いリボンで見送るというのは、元々アメリカのインディアン討伐隊から始まったのだ。そして、アメリカはユダヤ教徒・キリスト教徒の立場である以上に、メスチソ・シオニストのような入植者の立場に立っているが故に問題なのだ。これが聖地が重なっているが故に宗教問題にされてしまう。だが、彼らはイスラムだけでなく、企業論理に合わない共同体論理はどれでも排除しようと考えるだろう。アルジェリアではゆっくり動くのが美徳であり、早く動くのは失礼に当たると考えている部族がある。今回の対イスラム戦争にイスラム世界・国家の民主化に名を借りた「合理化」・「分割民営化」の意味が隠れている事は、このサイトに限らず世間でもかなりそれなりに理解されていると思う。