現在地 HOME > 掲示板 > 議論18 > 436.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
アメリカ大資本によるイスラム共同体破壊戦争は、国際テロ組織との関連により、先進国にも大々的に報道される。しかし、西半球のジェノサイドについては、国際テロと無関係で先進国に実害がないせいなのか、全く報道されない。パレスチナやスーダンの情勢が騒がれる中でも、静かに西半球の先住民共同体抹殺は進んでいる。
メスチソはインディオの血を持ちながら、インディオを現在でも極右も極左も皆殺しにしようと企んでいる。しかし、こちらはパレスチナやスーダンのようにメディアは取り上げない。こちらはコロンブス上陸以来一貫して行われてきた共同体破壊であり、やはり現在の対イスラム戦争に匹敵するほど世界史的文明的に重かつ大な問題なのだが、こちらの先住民共同体対入植者の問題は米大企業対イスラム共同体の問題の後景に隠れて、ない事にされている。むしろ、ラテンアメリカ以外の人々にとって、コロンブスなどの大虐殺は植民地支配が始まった時点で起きたエピソードで過去の話であると認識されているのではないだろうか?冗談ではない。文字通り、こちらでもパレスチナ同様命懸けの抵抗はあるのだが、一神教の聖地が固まっている中東に比べてあまりにもメディアの取り上げ方が無視されているが故に先住民虐殺が過去の問題となっているのだ。「インディオに土地を返してみろよ」ではないのだ。ここでも、パレスチナと同時進行形で虐殺・追放が行われているのだ。その中には反米的な態度を示す国もある。
欧米列強はまず西半球から共同体破壊を開始し、続いてアフリカ、そして遂に中東イスラム圏にまで破壊を進めるまでになった訳で、西半球と東半球でのジェノサイドは同時進行形と言えるのだ。