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(回答先: 米国支配層(世界支配層)は「産業主義近代」の終焉が近いことを知っていて、その後の世界に向けて動いている。 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 25 日 00:03:47)
あっしらさんのおっしゃることは俗に言う「雇用無き景気回復」だと思いますが、以下のことに疑問があります。
資本家の資産増加は、経常収支黒字と労働者の賃金搾取、この二つが方法になるわけです。経常収支黒字の場合は、これは一国の経済のみに着目した場合であって、世界全体の経済を見ていません。ちょうどこれまでの日本が実践してきた方法ですが、それに対する評価は芳しいものではありません。他国に犠牲を強いながら利益を巻き上げているわけですから、利益を取られる側から非難を浴びるのは当たり前ですね。労働者の賃金搾取の場合は、経済循環を考えると愚かな事で、労働者=消費者なわけですから、賃金を削減すると言うことは、同時に消費も削減することになりますから、資本家にとっても良くないわけです。この二つとも永遠に続けられるわけではなく限度があって、いずれ破綻する方法であるのは、経済循環を考えれば明らかですが、それでも資本家層が行おうとしているのは、何が原因として挙げられるでしょうか?ただ馬鹿なだけでしょうか?
もうひとつは、資本家以外の搾取される側の人間は貧しくなっていくわけですから、そのうち生命の危機に晒される事になりますが、その状態を甘んじて受けるとは思えません。現に、サミットのたびに暴動が起こっていますし、いずれ反乱を起こすことは明らかです。搾取される側の人間は数の上では圧倒的に資本家層に勝っていますから、ここで革命でも起これば、資本家層の支配体制は簡単に転覆されると思うのですが、彼らがその危うい支配体制を望む理由とは何でしょうか?