現在地 HOME > 掲示板 > 議論18 > 443.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: やはりロクなことはないようです 投稿者 最悪! 日時 2004 年 6 月 28 日 20:53:09)
最悪!さん、どうもです。
>結局のところ産業資本主義を存続させていかなければならないということですね。
このような判断をいただいて、ええっ?と思っています。
産業は存続させていかなければならないと考えていますが、産業資本主義は存続させようとして存続できないものであり、産業における生産性上昇がもたらすメリットを活かすためにも、利潤獲得を動因とする資本主義から脱却しなければならないと考えています。
そうは言いつつも、過渡的政策として、日本は最強の産業国家として産業資本主義を利用した再構築を行うべき(行える)とは思っています。
>終焉は制度的限界ではなく、濡れ手に粟を盛りたい投機屋(インサイダーなので「投
>機」とは言わないが)の仕業と言い換えていいようですね。
産業資本主義の終焉は、ある種の「制度的限界」から起きるものです。
(投機はなく産業資本家(経営者)が善意であっても、資本主義の論理に規定されている限り、産業資本主義は終焉するという見方です)
>現在の世界的経済不況の原因は、産業資本主義自体の問題ではなく、供給過剰が原因
>です。
>政府貨幣はそれを解決する手法と認識しております。
供給過剰=需要不足に陥っているかのように見えるのも、産業資本主義自体の問題に由来しています。
(産業資本主義の終焉は、生産性の上昇が引き起こす供給過剰=需要不足が世界レベルであらわになる状況を指します)
供給過剰=需要不足が真因という見方はしていませんが、政府紙幣は、論理的には不況を解決するものと認識しています。
しかし、日本が政府紙幣を発行することは、ブッシュ政権のイラク攻撃に反対するよりも危険な政策だと考えています。
なぜなら、政府紙幣の発行は、国際金融家の利益を脅かすものだからです。
(リンカーンやケネディの暗殺にも、貨幣の発行主体問題が絡んでいるとされています)
日本に関して言えば、そのようなきわどい政府紙幣を発行しなくても不況から脱することはできます。