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確かに神学論争的な要素もありますね。
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投稿者 調和人 日時 2004 年 6 月 24 日 12:33:02:YeUEew8g6.9hA
 

(回答先: 神学論に入った感じですね。 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 23 日 16:11:36)

あっしらさん、どうもです。

確かに神学論争的な要素もありますね。
(ちなみにあっしらさんはご存知かと思いますが、読者の皆様に勘違いされない様に申しますと、この場合、現在の宗教(キリスト教等)の神は“事例の男”でその信者は妻となると思います。)


では引き続き“事例の男”との対話へ。

>自分を愛していないわけではないですが、それ以上に、妻や子供がいる家族を愛しています。

あなた(事例の男)は本当に自分より妻や家族を愛していると思われますか?
そしてその愛は本物だと思いますか?
あなたの愛は順位付けされており排他的なものです。
「手段の世界」よりも「目的の世界」を愛し、「目的の世界」でもより身近な友人を愛し、そしてその友人より家族を愛し、最終的には自分を一番愛しているはずです。
ではこの順位は何でしょう。それは愛の順番ではなく必要としている順番です。
つまり、必要度の高い方から順番にあなたは愛していると呼んでいます。
本当の「愛」とは何でしょう。
「愛」は何も必要とはしませんし、「愛」は何も条件を付けません。それゆえ「愛」は何も裁きません。
あなたは自分自身の足が勝手に転んで顔をぶつけてもあなたは自分の足を赦すことができるはずです。(決して足に罰を与えません)
あなたが自分自身に求めるのは究極的には生きていてくれるだけでそれで充分なはずです。(目的が達成できないからと自分から離れたりはしません)
あなたはいつでもどんな状態でも自分を愛することができるはずです。

あなたは妻に対して自分に対するのと同じように「愛」を捧げているのでしょうか。

あなたが排他的に妻を愛せば、妻も排他的にあなたを愛するかもしれません。
あなたが条件を付けて妻を愛せば、妻も条件を付けてあなたを愛するかもしれません。
あなたが愛で裁けば、妻も愛で裁くかもしれません。

>妻が怒ったのは、華やかな社交の場に連れていかなかったことではなく、自分以外の女性を妻としてひとに
>紹介したことに対してです。

妻が怒り、そして離婚を突きつけたのは、あなたの愛し方に問題があったのではないでしょうか。
妻はあなたを排他的に愛し、愛されたい。妻はあなたに条件を付けて愛し、愛されたい。妻はあなたを愛で裁き、裁かれたい。ということではではないですか。

あなたは、なぜ妻がそんなことで怒り、離婚しようとするのかわかりますか?
それは妻の理想としている条件から、あなたが変わったことにより、妻は今のあなたに「愛」を感じることができないと悟ったからです。
あなたも同じ「愛」だからです。

>今の妻を愛しているのであり、細かい変化は別ですが、妻が大きく変わったら
>愛せなくなるかもしれません。

妻を説得する前に、あなたは自分自身の「愛」というものをもう一度考え、見直す必要があるのかもしれません。


また、あなたは「愛」やその他の感情の認識もやはり間違っています。(部分的に抜粋します。)

>それよりは、家族と楽しい日々をおくるほうが好きなんです。
>今家族との関係で得られている喜びを感じられる・・・
>また、愛せるとしても、つまらなくなったり、それほど楽しくなくなったりするかもしれませんね。

「楽しい」「喜び」「愛」について、あなたは何かが起こらなければそれらの状態にはなれないと思っています。
それは違います。どんな状況、結果であっても「楽しい」と感ずることもでき、「喜び」を感ずることもでき、「愛」も感ずることができるはずです。
あなたは、物事を何かと比較し、その比較の結果(優越等)によって「愛」や「幸せ」を感じようとします。
しかしそれは下を見れば、どの段階にいても「愛」や「幸せ」なることはできるはずです。
つまりどんな条件の結果があっても、「愛」や「幸せ」の状態で居ることはできるはずです。
結果が重要ではなく、心の状態が重要なのであり、結果に左右されなくても「愛」や「幸せ」の状態になることが可能であり、人間の本質にとってそれは理想的な状態なのではないでしょうか。

そして重要なことは、ある条件とは「愛」や「幸せ」等の結果として生ずるということです。
あなたが常に「愛」の状態で居ることができれば、あなたが自分を愛するように、妻を愛し、友人を愛し、人も愛することが可能なはずです。そしてすべては変わりはじめるのではないでしょうか。
つまりあなたの主観が変われば、見るもの触れるものに影響を与え、新しい価値観の結果が生まれます。
そうすることによりあなたが現実と考える(主観的)世界も、少しずつ変化していくはずです。

このことを理解することは非常に重要なことです。
あなたが育ち教えられてきた人生の中で教えられなかったことだと思います。
ただあなたも知っているはずです。「思いは自然と伝わる」と・・・。
しかしただ思う・願うのみでは、伝わりません。その状態で居る・存在することが非常に大切なことで、その状態により自然と見たり触れたりする世界が変わって行くのです。また疑いをもっていては、それは疑いが伝わるのではないでしょうか。その状態で居ること存在することが大切なことだと私は思います。
(からくりをもう少し詳しく説明することも可能ですが・・・)


>「手段の世界」も、現在のようなものではなくなり、今家族との関係で得られている喜びを感じられる
>「目的の世界」になればいいとは思っていますがね。

という世界感も達成することはできるはずです。

あなたが現実と呼ぶ世界は本当の真実の姿ではなく、主観的な世界です。
あなたが本当に世界を変えたいと思うのならあなたの主観的な状態を変えることです。
また、あなたが世界を変えたいと思ってもなぜ変わらないのか。それはあなたが自分の主観的要素の心(信念)は変わったと思っていても実は思いと違う方向を向いており、心(信念)は全く変わっておらずこの世界を後押ししている方向に向いているのではないでしょうか。
それは東を指差して目指していても、体の向きは西を向いているのと同じことです。
また例え正確な方向を向いていたとしても、あなたは心(信念)を変えたいと思うのではなく、変わらなければなりません。つまり「愛」で居たいと思うのではなく「愛」で居ることです。解りますか?
あなたの主観が変われば世界が変わります。主観を変えるとは信念を変えることです。
信念が変わらなければ主観は変わりません。

もちろん政治活動や思想運動をせよということではありません。
あなたが、今の生活、世界に疑問を感じ、変えたいと思うならば、ということです。
そしてあなたが今の世界に満足しており、ただ実存することであなたなりに充分に幸せを感じることができると感じるのならば、私はあなたに“真実”を気づかせようとは全く考えておりません。
それはあなたから(主観的に)見れば、ただの狂言・洗脳・まやかしだからです。

・・・・・フ〜、何か説明不足のような気もしますが、
あっしらさんが乗り移った“事例の男”に私なりの“真実”を気づかせようとすることは、私には10年かかっても無理かもしれませんね・・・。

また相手の心(世界の心)を変えることを今は主としてはいないので、少々疲れてきました・・・。
ところで、

>「調和人」というHNに違わぬお考えをお持ちの方だと改めて確認させていただいています。

私の言説のあれこれを見て、調和的とあっしらさんが判断されたことに、そんな方がいるのだなと素直に感動しております。
前から私はあっしらさんの考えや判断は、一般的ではないですが、良く理解できておりました。
私なりにあっしらさんがここ阿修羅にいることの素晴らしさを感じております。


あと私事ですが、私は所用でしばらく打ち込みができません。(ROM状態。)
あっしらさんとの有意義な会話ができたことを心から喜んでおり、感謝の念で一杯です。

人間とは全てひとつのものであること、つまり「梵我一如」がもうじき科学でも立証される時が来ると思います。(これについても詳しく書きたいのですが・・・)
その時、人間はその行動をどう変革させるのか・・・。

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