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(回答先: Re:NUEさんのご指摘の通り「参加者の良識にゆだねるほかにない」ものです 投稿者 南青山 日時 2004 年 6 月 20 日 01:32:01)
南青山さん、こんにちは。
ご指摘の「匿名掲示板の危険性」については特に異論があるわけではありません。仰る通り、問題だらけだと思います。しかし、以前に書いたように「システム的にできないことについて議論する」ことについては?です。理由は、結論が出たとしても実行できないからですから。もちろんそのプロセスで有意義な議論が出来ればそれはそれでいいのですが。あるとすれば「匿名性を維持しつつアラシや騙りを防ぐシステムはどう作ればいいのか」ですが、これができればそれこそビジネス特許ものなので、公開の場の議論にはふさわしくありません。
もう一つ、現状が大きな過渡期にあるということです。いまはまだ「匿名掲示板」が「メディア」だと考えられていますから、匿名掲示板に書かれていることを本当だと思うナイーブなユーザーが多いからこそ問題が起きるわけです。仮に「匿名掲示板に書いてあることに本当のことなんかない」が一般常識になれば、そんなところでわざわざアラシに入ったり騙りをしても効果がないということになりますから、そんな使われ方もしなくなると思います。
それが「匿名掲示板の衰退・滅亡」を意味するかというとそうでもないと思います。たとえば、電話も初期においては公共メディアとしてコンサート中継などに使われていたそうです。しかし、そういう用途には向かないということが次第に理解され現在のようなプライベートメディアとして使われるようになった。と。それと同じような推移・変遷をたどるのではないかと思います。もちろん、上に書いたようなシステムの根本的な改変があれば話はまったく別です。
というわけで、個人的な結論は「システム的にどうしようもないんだから、人間の側がそれに合わせるしかないよね。もちろん、そうではないシステムがどんなものか考えてみることも必要だけど」なのです。南青山さんのご指摘で言えば「ソフト的にゆるい制限はかけられると思いますが、それはまた別の議論になりますね」ということです。