現在地 HOME > 掲示板 > 議論18 > 271.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 米国の覇権を予測し「EU」実現も予想していたヒトラー:「我が闘争」よりも面白い「ヒトラー第二の書」 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 17 日 02:28:53)
あっしらさん、お久しぶりです。でも、ありませんか?
レインボーマンでは、予想外のレスをいただいて感謝しています。
ところで、小生が雑談版に打つ込んでた、ローゼンベルク「20世紀の神話」のネタ元は
池田浩士著『虚構のナチズム』副題は「第三帝国」と表現文化 人文書院 2004年4月1日発行
でした。
池田浩士さんのことは、著書でしか知りませんが、ナチズムについてかなり批判的に書かれています。しかい、当時の雑誌や文献を駆使してできるだけ実証的に、「ナチズムの虚構」を暴こうとした大作です。
ローゼンベルクの「20世紀の神話」のネタ元が、エッカルトとの出会い、対話であることも例示しています。この御用思想家が、当時の世界経済情勢を分析していることは50年を経て、かなり冷静に的確なこととに驚かされます。
池田氏が、批判であろうとしたナチズムの思想に、少なからず真実が含まれていたとは、なにやら「びっくり箱」を50年ぶりにあけてしまったような感じです。
http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/511.html
「とえいわけ、世界大戦後の「世界経済トラスト化」によって、旧来のナショナリズムを世界経済に隷属させることに成功したとされるユダヤ金融資本は、・・・・・・」
の下りは秀逸です。
ヒトラー第二の書(ひょっとして、これ全部、あっしらさんの打ち込みですか?ご苦労様です)
にも、的確な世界経済・欧州経済の見取り図が描かれているのも、同様な「びっくり箱」を思わせます。
ちなみに、小生いまだに『20世紀の神話』は手に入れてません。
『虚構のナチズム』の巻末の文献資料によりますと、
『二十世紀の神話―現代の霊的・精神的な価値論争に対する一つの評価』
吹田順助・上村清延訳、中央公論社、1938年8月
とあり、1938年発行、なかなか手に入らないのは当たり前ですね。
副題に現代の霊的・精神的な価値論争とありますが、
これから中沢毅一著『神・人・動物』を思い出しました。中沢毅一は、中沢新一さんのおじいさん、網野善彦さんの義父にあたり、海洋生物学者でありながら、天皇制の精神的・霊的起源について書かれています。
いつも、論点がずれてしまってすみません。