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(回答先: 「善悪の此岸」(笑):“援助交際”は「悪」か? 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 14 日 19:55:44)
>あっしらさん お久しぶりです。
どうも放置しておくととんでもない方向に行ってしまいそうなのであえて意見を書いておきます。
今回は半分冗談だろうとも思ってましたが・・・
少し、認識の間違いを指摘しておきます。
あっしらさんは調和人さんとのやり取りで
>人は悪を直観的に認識できるが善は思念的にしか認識できないものだと思っています。
>(動物もそうであろうという思いがあります)
参考:下記
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/989.html
Kの考えは全く逆です。
人は善は認識出来るが、悪は善との対比によってしか認識できないと思うからです。
あっしらさんの言う直感的に(動物にも)認識できる「悪」とは何でしょう?
Kの善は個人では「自己の幸福的生存権の主張」、家族・グループでは「そこに属する人が幸福的に生活するための努力」、国家レベルでは「国家の維持存続のための行動」
・・・
そして人類(種)というレベルでは「種の保存の模索」こそが最大の「善」であろうと思う訳です。つまり、「善」は究極的には人類の維持存続のための方法論の模索です。(この場合、種保存のためには食料や資源の浪費、環境汚染対策なども含まれ、その意味では他のレベルの「我が儘」の排除が考慮されます。ですから「模索」です)
勿論、全てのレベルの「善」についてはバランスを取って考慮するのですが、優先順位は
個人<グループ<国家<人類 とならざるおえません。大義と小義と思って下さい。
その中では「個人」の人権、自由、思想等は最大限尊重されるべきですが、それはあくまで他人に迷惑を及ぼさない限りとの前提があると思います。上位レベルの善に反すれば「我が儘」として切り捨てられるのも仕方がないと言う場合もあります。
さて、今回の「援助交際」についてですが、まず、社会の規律に悪影響を及ぼします。
場合によっては種の存続にも悪影響が出るかもしれません。買う男性の家族に悪影響が出る可能性はかなり高いです。援助交際をする女性(男性かもしれませんが)の関係者は多くの人がイヤな思いをすると思います。
つまり、援助交際はあっしらさんの見解では(個人的には)
>「自己実現」のために使われるべき生きる時間を過程的手段のためにムダに使っている
>ことが「悪」
とされてますので、ほとんど全てのレベルにおいて「悪」と規定されます。
更に回りから見ている者の多くは(うまいことやりやがって)的な羨望の思念かもしれませんが不快になる人が多いはずです。
他人を不快にさせる行為は基本的には「悪」と思います。
仮に個人における「善」であったとしても「欲望の抑制」はある程度は仕方がありません、自己保存のためには他人と仲良く節度ある交際をしなければいけないのです。人は誰でも一人だけでは長生き出来ません。
宗教的にも「汝姦淫するなかれ」とあります。
どのように考えても援助交際は「悪」です。規制や罰を与えるべきでしょう。