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(回答先: 感謝しております。今後の日本について語りあいましょう。 投稿者 調和人 日時 2004 年 6 月 11 日 19:43:09)
D世界の信念を変えることを空想に終わらさない私の考え・方法論
についてですが最後にお話しさせて頂こうと思いましたが、最大多数の最大幸福さんからのご要望がありましたので、流れに任せて方法論を先に話します。
人類にとって必要なことは、現状をしっかりと把握・認識することだと思います。ただ単に戦争反対・世界平和と唱える前に、なぜ戦争へ世界は突き進むのか、その根拠となっている国や人々の信念とは何か、このまま続けた場合の近未来はどうなるのか、といったことを充分に理解し、それを世界に提示しなくてはらないと考えます。
しかし新しい考え・新しい真実を受け入れるだけの「ゆとり」が今の世界にはありません。宗教は特に新しい考え・信念・真実を拒否し続けて、古い考え・信念・真実にしがみつきます。例えばガリレオの発見した「太陽の回りを地球が回っている」とした考えは、「すべては地球を中心にしている」と考えたカトリック教会に於いては異端者というレッテルを貼られ神を冒涜したとされました。ガリレオの考えが正式に認められ赦しを得たのは20世紀後半のなんと300年もたってのことです。
新しい考え・信念・真実を宗教に限らず政治・経済等において世界的に受け入れていくべきことであり、それは急を要しているとも思われます。
世界が変わるにはどこかの国が最初の一歩を踏み出すことであり(日本は充分に資格があります)、その国を動かすには誰かが最初の一歩を踏み出さねばなりません。
生物学において新たな発見がありました。幸島で起きた「百匹目のサル」のです。始まりは、1981年工作舎発行のライアル・ワトソン著「生命潮流」でした。
ある天才的な一匹の猿が芋を海で洗うことを始めたことから、それを真似る猿が現れ、やがてある一定の臨界点(百匹目の猿)に達すると、その後は一斉にテレパシーで打ち合わせたかののようにその島の猿全部が同じ行動をしたというものです。
つまり、ある一定の臨界点に達することができれば、それは全体に一気に波及することが可能であると思います。(この原理を人間が科学的に証明するにはまだ至っておりません)。
これは、「人間とは何か」を私なりに調べたところ、ある程度この原理は自分なりには納得し、理解できました。(この部分についても省略致します)
今、我々は優れた道具を手にしました。このインターネットがそのひとつだと考えます。(この阿修羅もそのひとつでしょう)。
これを利用できれば昔のように新しい信念を受け入れるのに300年はかからないと考えております。きれいごと、理想論ではありません。
これを非科学的な空想論だと否定的に考えてしまえば、そこでストップであり、先には進むことはできず、やはり300年かかることになるのかもしれません。(もうそんなに時間はないかもしれません。)
ただし、ある救世主が現れてこれを唱えるのでは、また同じ繰り返しです(宗教の問題)。
小さな集団が大切であり、それが求められると私は考えております。
臨海点とは、50%でもなく30%でもなく10%でもなく5%でもなく、それ以下のほんの一握りだと私は考えております。
小さな集団の信念はその地域の臨界点に達し、その地域の信念はその国の臨界点に達し、その国の信念はその世界の臨界点に達すると考えております。
この掲示板の臨界点はどこでしょう。
もちろんそれぞれの人の意見の多様性は必要であり、それは人が自分を多角的に知る為に大切なものだと考えており、それを一元化しようとするものではありません。多様性のなかにもある方向性を見出したい。ある一つの真実がより多くの人の真実となり、それが現実と認識されるようになりたいと考えております。
ただ私がこの掲示板で学んだのは、ただ単にそれを発信するのみでは、当然受け入れがたいものであり「何のこっちゃ」と相手にもされないことがわかりました。
それは相手の論理・現実を根本から否定しようとしていた為と反省しております。
それは押し付けになっており、アメリカが民主主義を世界中に押し付けようとしていることと何ら変わりはありません。
相手に同調すること、見せかけだけでなく、本当に、真に、心から同調すること理解してあげることが必要であると実感しております。
今の宗教・経済・政治に同調し受け入れながら、それは絶対的ではないということを把握してもらい少しずつ新たな考えを取り込んでもらうのが良い方法と考えております。真実の押し付けにならないように平和的に。
ただしそれはその国や人の文化、独創性を変えるものではなく、ある方向性を植え付けるものです。
そしてどうすればそれができるか、つまり相手の信念を変えられるかについては、先に申し上げましたが、なぜ戦争へ世界は突き進むのか、その根拠となっている国や人々の信念とは何か、このまま続けた場合の近未来はどうなるのか、といったことを根本から理解し、それを世界に提示しなくてはならない(それは身近な人に提示すること)、平和的に同調してもらわなければならないと考えております。
これはきれいごとでもなく理想論でもなく、私が採用した私の真実です。そしてこれが多くの皆さんにとっての真実になることを心から願っております。