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(回答先: Re: 尚、「戦後最悪」というのは、彼らの嫌悪表現です。 投稿者 乃依 日時 2004 年 6 月 03 日 20:43:03)
乃依さん、早速のレスをありがとうございます。
>尚、「戦後最悪」というのは、彼ら(大橋氏ら)の嫌悪表現です。本当に、「戦後最悪である」とは、思っていないでしょう。
乃依さんのフォローについては受け容れたいと考えますが、アジテーションの色調が濃いことはそのように彼らの表現上に幾重にも顕現していると感じました。
>私としては宮台に対して、「面白い人だな」と思っている程度ですので、お間違いのないようににお願いします。(しかしながら、http://www.asyura2.com/0403/dispute18/msg/123.htmlで指摘したように、宮台は自らも認める「ミス」を起こしてしまったことは事実です。)
この根拠として【おかしさに色彩られた悲しくも崇高なバラード(後編)(MIYADAI.com】を引かれたのは正鵠を得たものと感じます。ただし、宮台氏が自身の発言を無責任なものと、ないしはその発言が若者の前途を狂わせたと全面的に認めてはいないのではないでしょうか。少なくとも宮台氏自身はそう結論づけてはいないように見えます。この論考の後編を通読する限りでは、例えばブルセラ女子高生的存在というParameterの通用性において齟齬があったことや過大適用における過誤を氏も認めざるを得なかった伏しがありますが、本人は明確に言及している訳ではありません。けれども、これは発言の責任性と因果関係が問われることよりも、学者の見識論として問題視されるべきことかも知れません。
さて、宮台真司氏に関しては、氏の(MIYADAI.com)は殆ど初期からROMしていますが、特に『自由な新世紀・不自由なあなた』(2000年)に表出している問題意識に着目しています。二人の師匠(小室直樹&見田宗介)の呪縛を跳ね返しつつ新たなるParameterの探索に悪戦苦闘しているのだなぁと、その限りにおいては旧来のContextに依拠して時代を読み解く当為を断念した者として、ある種の同志的感覚を共有している感じにもなります。ただ、善きにつけ悪しきにつけ宮台氏の露出度は大きくその影響力も強力なので、それ相応の配慮が必要になってくるのは負うべき代価なのでありましょう。
以上が乃依さんのレスにたいする所感ですが、もし可能ならば乃依さんの宮台論もしくは氏に関する雑感などを寄せていただければ幸甚の至りです。
また、会いましょう。