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(回答先: Re: 「私物化」の定義とは? 投稿者 鼻曲がり 日時 2004 年 5 月 13 日 13:44:49)
鼻曲がりさん ご返信有難うございます。
>他者の労働の私有化が否定されるということは、全体的な労働によって得た富は、
>公的所有ということになります、そこでは配分にたいし全体的な合意の下公平性が保た
>れればいいのではないかと考えます。
「公的所有」=「共産主義」でしょうか?私的には欧州のような「社会民主主義」への移行が
反発も少ないかと考えます。特に国民の関心が高い「福祉・環境重視政策」と市場経済の
両立は違和感も感じる人も少ないと思われ、日本の今後の目指すべき1つの方向性ではないかと。
「全体的な労働」については、企業活動が正に該当すると思われますが、従業員数の企業に
対する貢献度合は一般的に「高 10% 中 10% 小 80%」と言われております。
「年功序列の廃止」や「成果主義の導入」が進んではおりますが、
「貢献度合が高い=正当な評価」がなされているとは限りませんので、企業内の賃金格差は
顕著ではなく寧ろ依然として「それなりの公平性(再配分)」が保たれていると言えます。
「全体の合意」はスポークスマンとしての「組合(形骸化している節もありますが)」を
通じてなされておりますし。(ベンチャー等一部例外もありますが)
従いまして、焦点は一般的な給与所得者以外について、その人の労働が「どの程度他者の労働を
私物化」した結果としての【全体的な労働】が齎した富の配分ということになるのではないでしょうか?
>>何を以って「私有化」と定義するかでしょう。上記のようなケースは
>@先祖が所有していた土地・建物の相続
>A自ら起業し、自らの発想なり開発技術なり特許等を以って企業が成長し、雇用を拡大し富を得た結果
>B普通に就職し、出世を果たし、高所得を得た結果
>C芸能活動により頭角を現し、富を得た結果
>Dトレジャーハンティングやオーパーツ、考古学上貴重な発見・油田開拓等により富を得た結果
>@そのままでいいのではないですか、今後自己の労働以外、他者の労働の私有が否定さ
> れるとしたなら、維持していくのが難しくなり最終的には小さくなり、特別な人はな
> くなると思いますが。相続税等により、これはいい制度だと思います。
同意致します。
>A特許制度は現在社会の制度であり、本来の発明は人間全体が豊かになることだと
> 思いますが、現在の発明は即リストラ(失業増)に結びついています。
前半は仰る通りですが、後半の仰らんとされるところは「発明による効率化に伴う人員削減」
ということでしょうか?
>Bは配分の問題だと思いますが。ただ本人だけの力といえますかどうか?
要は幹部クラスに登りつめるということでしょうが、本来自分がやるべきことを部下に振り捲り
過労死させてそうなったのでしたら仰る通りでしょう。仕事が出来るのは勿論、上に対するネゴや
部下のケア、取引先への配慮等を「先んじて」やらなければ何も「見返り」はないのでは。
つまり、「結果として」周囲に支えていただき富を得るまでになったのであって、支えた周囲も
その人と関わったことで「違った形での富」を得ていることになるのではないでしょうか?
>CDこれも配分の問題だと考えますが。一人の労働だという証明が必要だと思います。
これは1人の労働では不可能でしょう。ですから
Cについては「花開く」までは事務所・マネージャーに支えられるのは当然です。
「花開いた」後が問題でしょう。契約形態見直し・事務所移転・独立と、今までの恩を
仇で返すのが通例ですね。まあ限られた「全体的な労働」でしょうから「合意」は
比較的得やすいと思います。
Dについては通例それなりの人員を抱え込んでの作業となるでしょうから、最初に「合意形成」
ありきと思われます。
私も妙な石っころ(隕石)なんか拾いたい(なんちゃって)
> 人が病気以外生きていくのに何の問題もなかったなら、人はそれ以上何を望みま
> すか。人よりもというとき、人のために尽くしたのであればその人は他の人達から
> 尊敬を集め、誰からも好かれ名誉だと思いますが。
> 金が人生を楽しくするとは思いませんが。
お金がないよりあるに越したことはありませんが、仰る通り「心のゆとり」の方が
私にも大事なことです。今更厳しいですが沖縄移住でのんびりとか、全く逆に
まじめに考えているのですが「成功して」イラクのような国に「学校」「病院」を
作ってあげたいとも思うのです。