現在地 HOME > 掲示板 > 議論17 > 624.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 「世界石油戦争」を読んで 投稿者 兼好法師 日時 2004 年 5 月 03 日 07:32:48)
兼好法師さん、はじめまして
よくまとまっていると思います。
今度は「世界金融戦争」をまとめて下さい。私の希望です(笑)。
最後の兼好法師さんのコメント
「日本の銀行は、イスラム金融に学ぶべきだと思います。」
で少し私の感想を・・・
学ぶべき金融は時間軸をどう扱うかのシステマティックな問題です。
(持論を展開すれば長くなるので省略します。)
そういった意味でイスラムの無利子社会も参考になります。
ただ、これだけ自由主義的制度が蔓延した世の中で、資本主義における
ダイナミックさを抑制する無利子の存在がどれだけ有効なのか、
手段として私は疑念を持っています。
もうひとつ踏み込んで書けば、
●みんなの意識が変われば世界が変わるなんて思っては駄目です。
(それは過去に宗教がさんざんやっています。)
●鈍感な人はまだまだ時間があるなんて考えているみたいですが、
議論するうちになんとかなるというのも駄目です。
経営者(=彼ら側)になってみたらわかります。人間ほど扱いにくいものはありません。
(それはこの掲示板での混沌状態で多くが証明されてます。)
●自分の議論が必要になくなるまで続けるというのも詭弁です。
(続けるというのは自分の意志の問題で、必要であるか無いかは自分では
判断できないからです。)
無利子社会は防衛手段にはなりますが、先進国社会(利子の恩恵を享受している
連中)に対する対抗手段にはなりえないでしょう。
まさに、現在のイスラム社会がつねに受け身的な防衛策しか
できないところに我々も含めた悲しみがあります。
彼らは、すべてを都合の良いように変えうる手段を長年の歴史の中で
維持し続けています。
法律、教育・メディア、宗教、軍事、ドラッグなどなど・・・
それらを包括した体系に、金融システム(お金の利子)が埋め込まれています。
英米の思想には、攻撃こそ最大の防御であるという「毒性」を持っています。
彼らの気を沈めるにはどうしたよいのか。それがポイントになってきそうです。
現在のところ、地球環境が窮地に陥るまで軌道修正ができない状況です。
彼らが心を改めて変わればいいのじゃないか。とも思うかもしれませんが、
彼らも単独ではなく、複数なので合成の誤謬でこのまま突き進むと思います。
まとめを読んでの感想でした。失礼。