現在地 HOME > 掲示板 > 議論17 > 437.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 実験的に『宅地改革』を一度やってみたいです 投稿者 高弘 日時 2004 年 4 月 28 日 23:14:00)
高弘 さん読ませていただきました
>一応日本に限定していたので、他の惑星まで考えが及びませんでした(笑)。
高弘さんの見方は実際には土地の私有問題に触れています
人間の歴史を見てきますと日本自体の土地の私有自体が弥生時代に大陸からの渡来人によってもたらされたといえます。もし土地私有を問題としたならば日本自体に限定するということができなくなりますし、現在日本に来ている外国人の土地問題にも絡んできます。日本だけがそのようなことができる時代ではないようです。
>『宅地改革』をすれば地主階級のように富を独占する人がいなくなるので、
結果的に貧富の差が緩和される(無くなる事はないでしょう)と予想します。
私の古い知識になりますが戦後農地解放を行いましたが、土地が法的に私有される限りいつの間にか借金のかたに取り上げられ、土地無しが生まれています。
簡単な例でいきますとサラリーマンがやっとの思いで、長いローンを組みマイホームを手に入れたとしても、彼が会社をリストラされたとき、そして再就職が難しかったときやっと手に入れたマイホームもローンが払えなくなったときには競売が待っています。土地も家も取り上げられ、家族も離散、本人には多額の借金が残り最終的には破産宣告を受けなくてはなりません。
またこのような人に土地を再分配するなどという法律も生まれないでしょう。なぜなら失業は今の社会では自己責任だからです。
>土地と言っても勿論人間が利用できると言う条件は付きます。
人間が利用できるという条件付などという土地は最初から存在しません。もしその考えをお持ちでしたら考えが甘いというしかありません。
最初はどのような土地も自然状態の中にあります。そこに人間が入り人間が住むに適した土地に作り変えているわけですから。
>ただ原発の用地にしたり、ダムを作るなどのケ−スもあるので、
使い方によってはやはり富を産み出します。
原発・ダムを作るケース、これは公共ということになります個人的な問題から離れてしまいます。人間が快適に生きるということの中で(原発は別にして)生活していくには全体的な合意の中でどのように自然を変化させていくか(土地をいかに活用するか)ということになります。ここには宅地という考え方はなくなります。ただ富を生むということでは人間全体の利益になるかということの議論だと思いますが。
一部の人間の利益になっているのでしたら、それを改めるべきだと思いますが