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(回答先: 人質・最初の三人と後の二人 投稿者 ZUMA 日時 2004 年 4 月 21 日 15:23:03)
ZUMAさん、どうもです。
「人質事件」について思うところはいろいろ書き込みしているので、ZUMAさんの書き込みへの感想などは省略させていただきます。
イラク人質事件については、「政府とはどうあるべきか」を中心に国民性問題も含めてさらに議論していかなければならないテーマだと思っています。
「最初の三人と後の二人」は、パーソナリティや国民性を問題にする前に、拘束事件の経緯の違いを踏まえて比較する必要があります。
【3人の事件】
● 世界的な注目を浴び世論の反対を押し切って自衛隊を派遣しているイラクで最初に起きた「人質事件」
● 3人の拘束状況映像が放送され、犯行グループの要求も声明された。
● 日本政府はそれに対して「テロには屈しない。自衛隊の撤退は考えられない」と要求の拒絶を明言した。
● 政府の態度表明を受けて、家族が必死の嘆願を行った。
● その後も、「解放声明」が出るなど事態の推移が報道され続け、国民の関心も大きいまま持続した。
● 政府=与党及び一部マスコミは、政治的自己保身や従来の主張の正当性維持のために、救出活動を続けているとしながら同時に3人及び家族へのバッシングを執拗に繰り返した。
【2人の事件】
● 3人と同じように人質になったと推定されたが、犯行声明も要求も出なかったので、実質的に「行方不明事件」であった。
● このため、政府は裏で動いたとしても正式に態度表明もすることなく、家族も状況を確認して欲しい程度の要求しかできなった。
● ある日ふっと解放されるという結末で終わった。
● そのような事情から、政府=与党そして一部マスコミも、2人について、「自己責任論」以外はあれこれ言える(言う)状況にはなかった。