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(回答先: C・H・ダグラスの「A+B定理」について 投稿者 あっしら 日時 2004 年 5 月 13 日 23:46:42)
あっしらさんおよび皆さま
こんばんは初めまして。
ながらくロムばかりしていて
今日初めて投稿致しますだんだんと申します。
最近、面白い本を手にしましたので
その紹介をさせていただこうと思い立ちました。
話題が経済でしたのでそこにお邪魔致します。
横道スレご容赦下さい。
その本は、
The Australia InstituteのExecutive Directorにして
Australian National Universityの教授でもある
Clive Hamilton氏の最新作、"Growth Fetish"です。
タイトルから想像できますように、ポストGDP至上主義を標榜して
書かれているようで、その内容構成を章別に追ってみると
1. Growth Fetishism
2. Growth and wellbeing
3. Identity
4. Progress
5. Politics
6. Work
7. Environment
8. The Post-Growth Society
となっています。去年ハードカバーで出版されたものが
今年になってペイパーバックで再販されたようですが、
その際にはあのコテコテの英ファイナンシャルタイムズ紙までもが、
書評欄でこの本を好意的に取り上げており、いささか驚きました。
私はつい最近手に入れたばかりで、しかも英語ですから、
現在第三章の始め辺りまでしか進んでおりませんが、
ここまで読んだ限りですと、
切り口の鋭い現状の経済についての批判と
分かり易い世界観が提示されているように思います。
今は終盤での論理構築を楽しみにしつつ、亀のように読み進めているところです。
日本語版も出たらいいのに、と思うんですが、
どなたか翻訳作業してる方いらっしゃるんでしょうか?
チョムスキーの一文推薦もついていますし
日本でも受けると思うのですが。
読み進めて何か発見がありましたらまたカキコ致しますが、
もし皆さまがこの本のことご存じでしたら
その際は新参者のご愛敬、ってことでご容赦ください。
では失礼致します。
参考:Hamilton, C (2003) GROWTH FETISH, London, Pluto Press
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