現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ35 > 564.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 「外国スパイ網に浸透されて居た旧日本陸海軍」(太田龍の時事寸評) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 5 月 10 日 03:55:37)
すでに右派の中でも、当時の参謀本部のおかしさを指摘する声は多くなっている。右派といえども単純に旧軍の戦争を美化する人ばかりではなくなっている。何故日本軍は解体することになったのか?何故、英国人が作曲した歌を国歌にするのか?何故、戦前戦中ではなく、今の今まで君が代は国歌にされなかったのか?このような事も少しずつ明らかになっていくだろう。これは日本人のトラウマを少しずつはがしていく作業である。ある年代の人は強烈な戦争体験があるので、客観的な太平洋戦争分析でも「戦没者を冒涜するのか!」と痛みを噴出させる場合がある。それでも、着々とあの戦争の異常さは、むしろ右派の方からより明らかにされつつあるのが興味深い。書店の本のかなりの部分が対米追随と現状追認をまるで独自の国家戦略として装っている中で、日本人の場合まず、このような迂回をせなばならぬようだ。
欧米人と違って、日本人の場合、左翼やアナーキストのような表面的には「俺は戦後生まれの国際人だから日本の戦争のトラウマなんて関係ないよ」と言っている者にすら隠されたトラウマがあると思う。むしろ、日本人の場合、その痛みを隠すためにやけに国際人やら戦後生まれやら、左翼労働者インターやアナーキストを強調するんだと思う。お腹の中の君が代が痛んでるんだ。誰があの戦争の最高責任者かわからないから取り合えずあの戦争では「天皇陛下の命令である」として強要される事が多かったので、天皇に戦争責任あり、天皇制を廃止しろと叫ぶ。ヒトラーに相当する人がいなかったから日本人はこう叫ぶしかないんだ。外国へ逃げても、外国の思想に逃げても、英語使用に逃げても、白人起用のCMイメージの世界やディズニーランドに逃げても、常に戦後59年間日本人としての痛みが追っかけてきたはずです。つらかったはずです。苦しかったはずです。戦後世代の反右翼にまで(日本人の社会主義、自由主義、無政府主義などの反右翼は右翼の裏返しでしかない。単に日本人であることから逃げているだけかも知れない)本当は引きずっているはずです。この日本人の苦悩・つらさ・生きにくさの真の原因を解明する事が重要。