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(回答先: 異義あり!イラクは、支援団体を評価して人質を救助!Re:人質事件を政治利用した「支援団体」が人質と家族を追い込んだ 投稿者 子どもの権利条約 日時 2004 年 4 月 21 日 00:51:47)
論点がずれていますね。人質解放に至ったのは政府の努力が奏功したのか、あるいは
市民団体の力か、などということを論じているのではありません。日本国内で人質と
その家族へのバッシングが起こり、彼らが追い詰められたのは、支援団体や自称「市民
団体」のアピールの仕方があまりにも政治的で反感を買ったためではないか、という
のが、このトピックでの私の主張です。
どなたかが書かれていましたが、北朝鮮拉致事件での支援団体だって、ある種の
胡散臭さがあることは事実ですが、彼らは自分たちがどのように見られるかという
ことに大して自覚的ですし、支援活動と自分たちの政治的主張とを切り離すだけの
賢さを持っています。
それに対して、今回前面に出ていたような反戦・平和団体というのは、自分たちは
正しいんだからそれを批判する大衆はおかしい、というような傲慢さが露骨に出て
おり、自分はどう見られているかということに対する想像力、自分たちの活動が
批判されうるものであるということを受け止める広い視野、そういったものが決定的に
欠如しています。
それが、彼らの運動は独善的である、そういった連中が後ろで意図を引いているような
人質・家族は怪しからん、という雰囲気を醸成していったのではないでしょうか。
自分は絶対的善である、という態度では共感を得ることはできないというのが、今回の
事件で派生的に得られた教訓だと思いますが、いかがでしょう。