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(回答先: 人質事件を政治利用した「支援団体」が人質と家族を追い込んだ 投稿者 ともゆき 日時 2004 年 4 月 20 日 22:33:13)
誰が後から居直っても、支援団体が「失敗」したことはその通りなのですが、世論のヘゲモニー争いなんてそんなものではないのですか?(アントニオグラムシもがっかり)
それより、そういうキャンペーンが成功した例として血友病AIDS事件(自称「右翼」まで引き込み、後に議員まで出すことに成功した)を対比研究してみると面白いと思います。
世論が大きく変えられたもう一つの例として北朝鮮拉致事件がありますが、これは、日本政府が国交回復の名誉と賠償利権の欲に眼がくらみ、日本の世論を甘くみたこと、そして北朝鮮側は貧すれば鈍するで日本側の「日本の世論なんてなんとかなります」といった言葉に騙された結果とみなすことができると思います。
またある程度成功した例である「ハンセン」では、日本の最下層を実際に代理しているグループである創価学会が左翼側と半共闘関係になったことが大きかったようですが。逆にハンセン温泉事件が法的な成果以外はあまりあげられなかったのは、「被害者」の地位を利用した運動に疑いの目が寄せられるようになったことを示していると思われますが、これも北朝鮮のせいかもしれません。今回の支援団体はこのトレンドを捕らえ損ねて古臭い方法を実施したために失敗したのでしょうね。
ニュースなどの煽りにも関わらず安田渡辺両氏が「あれはあれでOK」と見なされて世論に嫌われてはいないのを見ると、単純に政治的な視点で見られる問題だとは思われません。