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小魚骨さん、こんにちは
ずいぶん下のほうになってしまったので、新規に投稿いたします。
>※ 海洋国際商人(国際金融家)も根っ子は遊牧民ですから、文明後の世界は、定着農耕民共同体(国家)を遊牧(騎馬)民が
>征服支配(寄生)を繰り返す政治史だったとも言えます。
>ゲルマン系・ラテン系・ギリシア系も、インド&ペルシアと同じアーリア人(印欧語族)で、
>故地は黒海からカスピ海にかけての狭い領域ですから、ヨーロッパも遊牧民に征服支配された地域です。
>(日本も迂回的に遊牧民に支配された可能性が高い)
遊牧・狩猟民は確かに獰猛で強いですが、例えばローマは農耕共同体が帝国へと発展したわけで、ガリア・ゲルマンなど
狩猟民族を農耕民族の強さである「組織力」で逆に征服した歴史なので、必ずしも農民は負けっぱなしというわけではないと思います。
帝国後に宗教や金融の力で「寄生」され、徐々に侵食されていったという歴史観には注目すべきものがあると思います。
現代ある諸問題のルーツが帝政時代に多く見当たるような気もします。(別の見方をすれば対応策が作りやすくなる。)
海洋国際商人(国際金融家)に関しては以前も「カルタゴ→ヴェネツィア説」テーマに質問したことありましたが、
その時は非常に緻密かつ説得力のある論証をして頂きました。
それでも金融活動に当たって”海洋的”であるべき理由がいまいち良く分かりません。
陸路でも商業・金融活動は出来ますし、海洋民族でなくとも資本活動は充分可能です。
確かに「新大陸」へは海を渡らなければ行けませんでしたが…。
フェニキア・カルタゴについて多くを知りませんが、少し調べた程度では、
彼らはやはり国家・民族というよりは、商社・企業といった形態に見えますね。
国民というよりは従業員に見えるし、領土拡張というよりは支店開設に見えるし、
血統まで繋がっているかどうかは別として、スペイン世界帝国〜大英帝国に通じるものを感じます。
「新大陸」という言葉が出ましたので少々脱線させて頂きます。
「新大陸」から分捕ってきた金銀が、イスラムやモンゴルによってユーラシア大陸の隅に押し込められていた
国々の世界的飛躍への原資となった歴史的事実がありますが、ここであることに思い当たります。
それなら欧州諸国の大航海時代・近代化・資本主義化・帝国主義化はすべて「偶然」なのではということです。
「新大陸」に豊富な銀山があり、高度に発達した先住者の文明が膨大な金を蓄積していたのだが、
反面軍事的に完全に劣勢にあった(そうでなければ強奪出来ない)。という前提がなければ
ヨーロッパの資本蓄積〜近代化および世界的植民地支配は不可能になっていた筈です。
金融力による世界の完全支配を画策して来たと思われる国際金融勢力は幾世紀にも渡る
高度で緻密な「大戦略」に基づく行動を行っていると思っていましたが、
このように考えると、極めて偶然性の強い、いわば単なる幸運によって現在の力を獲得したということに
なりませんか?このあたりについての意見をぜひ伺いたいと思います。
>世界史上初の大帝国は古代ペルシア帝国です。そこで確立された支配体制から宗教観念が、
>オリエントから欧州にかけてその後出現した「世界帝国」の範になったと見ています。
>「すべての道はローマは通じる」は有名ですが、これは、「すべての道はペルセポリスに通じる」という
>古代ペルシア帝国の言葉の借用でしかありません。(ペルセポリスは現在イラン領で古代ペルシア帝国の首都)
付け加えさせて頂くと、秦による中華帝国の確立も古代ペルシア帝国の影響があると思います。
秦が戦国七雄の中で最西にあり、ペルシアに近かった事から、歴史書にどう書いてあるのかどうか知りませんが
様々な形での交流をしていた筈ですし(近隣にある「大帝国」を無視するのは難しい。)
帝国運営術に関しては結構影響を受けていると思います。
ゾロアスター・ミトラ教がどの程度「中華思想」に影響を与えているか否かは今のところ分かりません。
(始皇帝の風貌もモンゴロイドよりはコーカソイドを彷彿させますし、彼の父といわれる呂不イは大商人であり、
ひょっとしたら唐時代の安禄山などと同じ”胡人(ペルシア系)”ではないかとも想像できます。)
>ミトラの密儀そのものについては断片的にしかわかっていないようですが、
>ゾロアスター教やグノーシス派からの類推もできると思っています。
>エグイものもあるようですが、内容は、それも含めて、宇宙(世界)に関するより深い知識や魂が"純粋な"光として
>本来の居場所に還るための奥義を体得する手法だと思っています。
>「新約聖書」も、ユダヤ教を通じた間接的という側面が強いと思っていますが、ミトラ教の直接的影響も受けています。
>救世主の母親の処女懐胎・救世主の誕生を祝福しに来たとされる東方の三博士はマギ(ミトラ神官)であること・
>王位にある者が生まれたばかりの救世主を探して殺そうとした話・「ヨハネの黙示録」などは、ユダヤ教からというより
>ミトラ教の影響と言えます。
>ローマ教皇庁(カソリック聖職者組織)のミトラ密儀風教義は、ミトラ教聖職者が保持していた内容を
>ほぼそのまま継承していると思っています。
(私の空想を付け加え)これらの宗教の歴史的経緯を簡単にまとめて見ました。(間違えていたら御指摘ください)
シュメール・バビロニア→ミトラ・ゾロアスター+エジプト密儀→ユダヤ+プラトン学派→キリスト教(グノーシス含む)
→近代フリーメーソン
(特にキリスト教は各地の神話・信仰をイエス・マリア・聖人崇拝として"戦略的"に吸収、乗っ取り、版図を拡大。)
ミトラ教聖職者とは世襲の血族であり、同じファミリーがカトリック上層部となったという可能性はあるでしょうか?
また密教の最上級司祭階級と、国際金融家の関係はどうなっているのでしょうか?同一の血族・勢力でしょうか?
「金儲けの為に宗教を利用する」「宗教目的達成の為、金融を手段として利用する」ではかなり違います。
このあたり小魚骨さんはどのようにお考えですか?
(個人的には「宗教目的達成の為、金融を手段として利用する」ほうが厄介だと思います。
ビジネスと割り切っている連中の方が多少は安心しますね。
もし「宇宙(世界)に関するより深い知識や魂が"純粋な"光として本来の居場所に還るための奥義を体得する」
為に、金融力を駆使し、謀略・虐殺をもいとわず全世界に寄生し乗っ取ろうとしているのなら、
なんとも始末に負えない困った連中です…。)
密儀は儀式的な部分はともかく、ノウハウとしては古代中国の法家思想やルネサンス時代のマキアヴェリ
などに見られる、つまり政略・謀略などを含めた統治理論、帝王学的な内容のものであり、
それを大戦略にまとめたものを代々継承させているのではと想像しています。
さらにそれを宗教的情熱で強力に動機付けしているのではないかと。
ものの本によると『ヨハネの黙示録』は金融勢力の「世界征服プログラム」であるそうです。
”トンデモ”としてキワモノ扱いされているようですが、意外と世界中に信じている人は多く、
おそらく一神教圏では日本よりもはるか広く信じられている説でしょう。
小魚骨さんから見て『新約聖書』における黙示録の存在意義・目的はどこにあるのでしょう?
(単に信者拡大〜支配の為、(どうにでもとれる)終末を強調していただけではという気もしますが…。)
せっかくスケールの大きいお返事を頂いたのに、瑣末な事ばかりにこだわって申し訳ありません。
後半部分については執筆中です。後日UP致します。