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2004/04/13
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北海道新聞のホームページに、外務省竹内次官の12日午後の会見での「法人保護に限界があるのは当然だ。自己責任の原則を自覚してほしい」との発言が載っていた。
なぜ、いまこの発言をしなくてはいけないのだろうか。はなはだ疑問に思う。政府が犯行グループとの交渉に行き詰まっているからとは言え、その苛立ちの矛先を、拘束されている3名と、その家族に向けるのが適切と言えるのか。
政府外務省がいまなすべきことは、身柄の確保に全力を尽くすべき時で(努力して戴いているが)現時点で3名のことを非難する時ではないはずだ。
もしそれを言うのなら、確実にかれらの安全が確かめられ、そして家族のもとに戻ってから、国民全体で今回の自衛隊イラク派兵を含め議論すればいいのではないのか。
外務省の次官としてトップにいる人のこう言う発言を、いま聴かされると、拘束された3名の救出を国は投げ出したのかと問いただしたくなる。
自覚と言う言葉を使うのなら、政府は憲法を守るという自覚があったのか。
今回、国民の半数以上の反対を押し切り、強行してイラクへ派兵したことは、どう考えても日本国憲法に違反している。既成事実を築き上げるために派兵したとしか思えない。
ファルージャでは、アメリカ軍が無差別に爆撃を行い罪のない多くの市民が犠牲になっている。家族を殺された市民が、武器を持ってアメリカ兵にむかって抵抗に走り、争いが激化している現実を見るとたまらない。
拘束された3名は、しっかり目的を持って現地に入ろうとしていた。この争いの犠牲になってしまったのでは、と私は思っている。テレビ報道によると、他の国の人も拘束されているらしい。
アメリカはどの時点で治まりをつけようとしているのか。どれだけイラクの人を殺せば気がすむのか。怒りが込み上げてくる。
そんななか12日の午後、小牧基地から航空自衛隊の派兵部隊第2陣25人が、物資空輸(?)にあたる目的でクウェートに出発したとのことだ。まるで犯行グループに、敵意を見せ付けているようだ。理解に苦しむ。
いまは、3名の救出を最優先にしてほしい。それにしても、無事の帰国を祈るしか手だてがないのか。
(岩崎信二)
http://www.janjan.jp/government/0404/0404123140/1.php