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(回答先: 2ちゃんねるの発信者情報開示命じる仮処分 東京地裁 − 朝日新聞 投稿者 怪傑 日時 2004 年 4 月 10 日 09:56:45)
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■「2ちゃんねる」訴訟 Vol.277 04/10/04
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●HP(登録・解除) http://www.emaga.com/info/xp010617.html
1.仮処分命令
思いのほか、大きく報道されていたので、若干フォローしておこ
う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000514-yom-soci
http://www.asahi.com/national/update/0409/020.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000712-jij-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000221-kyodo-soci
実は昨年秋、「2ちゃんねる」を代表する西村博之氏に連絡して
、発信者情報の開示を内々に相談したのは、同氏と何度か面識のあ
る筆者なのである。
当時、西村氏は、「ログは一律非公開にしているので、一応、法
的手続を踏んでほしい」「手慣れた弁護士なら早く対応できるので
こちらで紹介する」などと応答し、要するに、しかるべき手続を取
れば、協力するという回答だった。
ところが、その後、どういうわけか訴状の特別送達が届かない。
「2ちゃんねる」の連絡先として掲げられている住所地に送って
も、送り返されてくる。
あらためて氏に確認して、転居先の新宿区の住所を教えてもらっ
たが、そちらにもやはり届かない。前後して、「その日は東京にい
ないので出廷できない」とか何とか、どう考えてもウソ臭い言い訳
が繰り返された。
その結果、裁判所の要請で、我々は何度も確認の労を取らされ、
第一回口頭弁論は大幅に遅れた。日本の民事訴訟制度では、相手方
に訴状の送達がない限り、裁判が始められないのだ。
極めつけは、2月20日の口頭弁論期日。
早朝、西村氏から、「先ほど訴状に目を通したが、要するに10
0万円を払えということか」「野田さんには失望した」などといっ
た、はっきり言ってトンチンカンな内容のメールが送られてきた。
断っておくが、この事件では西村氏に損害賠償の請求などしていな
い。訴訟費用と勘違いしているのかもしれないが、もちろん、それ
が100万円にもなるわけがない。訴訟慣れした西村氏がそんなこ
とを知らないはずもないから、おそらく何か因縁を付ける材料を探
していたんだろう。
その日、案の定、西村氏は裁判に出頭せず、答弁書も提出されて
いなかったので、一週間後に判決(当然、原告勝訴の)が言い渡さ
れることになった。
ところが、その開廷時間直前、なんと書記官室のほうに、西村氏
から“答弁書”のファックス(!)が送りつけられていた。内容は
「原告の主張について争う」という趣旨のごくごく簡単な内容。被
告が争う姿勢を見せているというわけで、判決言い渡しは取り消さ
れ、審理は続行することになった。西村氏による引き伸ばし作戦は
、またも功を奏したのである。
いくら何でも、こんな茶番に付き合うわけにはいかず、やむを得
ず発信者情報開示を求める仮処分申請をしたのが、今回の経緯であ
る。
申請書に添付するため、筆者が昨年来の連絡経過をまとめた陳述
書を作成し、西村氏の態度を批判した。異例とも言える仮処分が認
められたのは、以上のような事情があったからだ。
まったく裁判を起こせというから起こしたのであって、起こした
途端、裏切るのは余りにもひどい。費用と時間を返して欲しい。
<参考>
・寺澤氏作成の記者発表資料
http://homepage3.nifty.com/argus/kari.doc
・仮処分決定
http://homepage3.nifty.com/argus/k1.gif
http://homepage3.nifty.com/argus/k2.gif
http://homepage3.nifty.com/argus/k3.gif
2.白倉取締役からの“緊急”連絡!
本当のところ、仮処分は7日、つまり筆者の武富士裁判が終結す
る日にも、下りることになっていた。結果的には2日遅れで認めら
れた。
7日の閉廷直後、小林弘明・武富士代理人が、「今日は寺澤さん
たちはどうしたんですか?」などと尋ねたので、「今頃記者発表し
ていると思いますよ」と告げて、驚愕を露にする同氏らに、ごく大
まかな内容を説明したのである。
筆者は弁護士と国賠裁判の打ち合わせがあったので急いでいたの
だが、白倉政良・武富士取締役
http://www.takefuji.co.jp/corp/news/030627.shtml
らは筆者を呼び止め、一緒にエレベータに乗り込んできた。
その翌日の8日午前10時26分。
非通知の発信番号表示で、白倉取締役から次のような電話連絡が
あった。つまり、昨日の件について詳しく聞きたいから、急遽、面
談してもらえないかというのだ。
http://homepage3.nifty.com/argus/shirakura.wav
この音声ファイルは、留守番電話にメッセージが吹き込まれたの
を、途中で筆者が電話を取って、内容の重大性に気づいて、会話を
録音し始めたという流れになっている(なお、上記の会話中では、
仮処分は8日にも出る見通しだった)。
その間の、録音していない部分で、白倉氏は「昨日、野田さんか
ら聞いた件が気になって、夜もよく眠れなかった」などとも述べて
いた。
実際、筆者の携帯電話には、4月7日の午後11時25分に、や
はり非通知の着信履歴が残っている(無応答、メッセージはなし)。
武富士に取材した際に、携帯電話番号も伝えてあったはずだから
、これは「夜も眠れなかった」白倉氏からの電話だろう。
3.「個人」連絡と主張
白倉取締役は、面談に難色を示す筆者に対し、「組織の人間とし
てではなく、個人として会ってほしい。他の人(山岡氏や寺澤氏ら
)には言わないでもらいたい」などと要請。
個人として会うも何も、「報・連・相」、つまり、武井保雄被告
や最高幹部に対する報告・連絡・相談が絶対の武富士の中にあって
、個人として動くことなどできるはずがない。許可なく行動した時
点で、専務だろうが常務だろうが、懲戒免職である。だからそれは
、明らかに嘘なのだ。
上の音声ファイルをよく聞いてもらえば分かるが、冒頭、「タケ
フジの白倉と申します」と言いかけて、単に「白倉と申します」と
言いなおしている。背景音からは、電話が屋外からではなく、オフ
ィス内から掛けられていることも分かる。どうせ芝居をするのなら
、もう少し準備をしたほうがいいと思う。
白倉氏がどうして筆者にこんな連絡をしてきたかと言えば、どう
も武富士は、あたかも筆者が一人抜け駆けして和解し、他の取材者
と軋轢を生じているとでも、分析しているようなのだ。小林弘明・
武富士代理人の言葉の端々からは、そんな様子が窺われた。
しかし、交渉の経過はその都度、正確に、包み隠さず、武富士対
策連絡会議のメンバーに報告していた。寺澤氏らに対しては、なお
のことである。筆者が和解に応じたのは、何も武富士の軍門に下っ
たのではなく、あくまで戦略上の理由による。
したがって、白倉氏の緊急連絡についても、直ちに寺澤氏に報告
して、対応を協議したのは言うまでもない。
その日、先約があって時間を取れなかったのは事実だが、一日置
いて、こちらも態勢を整えたわけだ。
4.接触工作
寺澤氏と相談した結果、白倉取締役の要請通り、9日金曜日に会
って、先方の情報を探ることとなった。手土産に会見の説明資料を
持参することも決まった。
筆者は入念に尾行チェックを行い、接触予定現場の下見をし、準
備万端整えた上で、白倉氏に電話連絡した。
それだけの作業に、筆者は2時間もかけていたのだから、白倉氏
も筆者を見習って欲しい。
ところが・・・、なぜか氏は、「今日の午後は動けない。来週、
こちらから連絡する」などと応答した。「明日にでも会いたい」と
言っていたのは白倉氏である。前日の慌て振りとは大違いなのだ。
どちらが時間と場所を設定する主導権を取るかは重大な問題であ
る。白倉氏、いや武富士も、さすがに警戒したのだろう。
武富士は一日の間に、“その他の”状況をも踏まえた上で、態勢
を建て直したに違いない。
5.リスク
それにしても、白倉取締役はなぜ筆者に連絡するというリスクを
選んだのか。最高幹部から命令された結果であるのはもちろんだと
しても、そればかりでもないような気がする。8日の慌て振りは尋
常ではなかった。
8日、9日の両日、白倉氏は、「その書き込みをプリントアウト
したものを見せて欲しい」などとも繰り返していた。これは非常に
不思議な対応なのである。なぜなら、もし「2ちゃんねる」の書き
込みが、武富士社員と何の関係もなく、いわんや白倉氏の預かり知
らぬことで、心当たりもなければ、そんなものを検分するまでもな
く、放置しておけばいいからだ。
実は我々は、「2ちゃんねる」訴訟とは別の作業を通じて、この
書き込みを行った者をほぼ特定してもいる。筆者は、直接、白倉氏
と面談して、同氏自身の関与の如何についても、率直に問い質そう
とも考えていたのだ。
6.中川資料
参考までに元社員・中川一博氏が持ち出した同社内部資料には、
次のような記載がある(なお、関係のない記述や個人情報は省略・
削除した。もともとの文書は一太郎ファイルで、パスワードがかか
っている)。
http://homepage3.nifty.com/argus/shirakura.doc
最後の携帯電話番号に関する記述は、当初、中川氏ルートで、探
偵業者に電話名義人の調査を依頼したが、白倉次長から報告があっ
たので、断りを入れたということを示している。
つまり、白倉次長が別の業者に依頼して成果が上がったか、いや
、それ以上に、警察ルートで名義人を割り出すのに成功したことを
示しているわけだ。
7.公開の理由
白倉氏が恨みがましく言うように、筆者は「創」裁判で和解もし
、武富士からの謝罪
http://www.takefuji.co.jp/kenkai/comment040409.html
も受けたが、しかし、これはあくまで不当提訴事件についてなので
ある。「2ちゃんねる」訴訟は、それ自体、西村氏との間の債権・
債務の問題であるから、少なくとも4月7日までの段階では、「創
」裁判とは何の関係もない。今後、発信者情報が開示されて、万が
一、武富士との関連が明らかになった場合でも、これはもはや刑事
事件の問題であるから、やはり不当提訴事件の和解事項とは関係が
ない。筆者が非難される理由はどこにもないのである。
なんせ武富士も「創」裁判で事実関係を認めたとおり、武富士は
警察と癒着しているのである。過去の武富士のやり口から見れば、
以上のような情報収集目的の応答でも、これを逆手に取って、あれ
これ理由を付けて、恐喝・未遂事件をでっち上げかねない。あえて
経緯を「情報公開」するのも、そういう事情からである。
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