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(回答先: Re: 西尾幹二にたいする評価は如何に? 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 16 日 21:25:07)
あっしらさん、早速の回答を有り難うございます。
あっしらさんの主旨は諒解できるものでありました。今後は、でき得るかぎりで結構ですので、転載に一言コメントを附していただけるとありがたいのですが、御心意にお任せいたします。
さて、西尾幹二(氏)の特に最近の著作物はその分厚さに反比例して内容が薄く、斜め読みで難なく読破できるものばかりです。論拠を示さぬままそこそこの知識さえあれば、つらつらと書き連ねることができることの見本のようなものですし、書店の立読みか図書館で借りて来て読むことで事足りるでしょう。
>西部邁さんについては、じくじくとした取り止めのない反近代の思いを保守主義ないし国家主義によりかかって開陳している人だと思っています。(保守主義や国家主義を情念としては持っていないひとですね)
私にとってトックヴィルやハイエクへの導入者であったのですが、結局は両足で対岸の側に立つのを潔しとはしなかったことが、今日の西部邁(氏)流attitude(作法)の形成に反映されていると推察しています。
>西尾さんの言説は、気持ちはわかるが、論拠も物足りなく同意できないものです。ただ、悪質の度合いから言えば、メインストリームの言説よりもましなものだと思っています。
西尾幹二(氏)が“彼ら”のエイジェントではないとしたら、論拠を明快に示せないまま簸たすら日本的なるものの復権を叫んでいる様は何故か不憫にも思えて来るのですが、対抗勢力の方も新たな価値観を呈示し得ていないことでは同列であると感じています。
こうした思想の不毛の状態が何時まで続くのか、他人事では済まされぬと省みては非才を傾けつつ、どうにかして突破口を見い出していきたいと思っています。
また、会いましょう。