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(回答先: ILWU(国際港湾倉庫労組)代表のスティーブ・ゼルツァー氏はCIAのスパイ? 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 11 日 21:58:30)
あっしら様、
阿修羅のアラシがそうだったかどうかは分かりませんが(笑)、
かねてから『CIAもすなる左翼分断工作といふもの』に興味を持っていたので、ちょっと調べてみましたの。
最近は Google と、あたくしが以前から愛用していた Altavista の併用、というメソッドを検索によく用います。
そうすると、Google 八分状態の情報でも、Altavista の方には引っ掛かって効率が良いです。
こちらのゼルツァーに関する情報も、その二つのエンジン併用で、探していたものが一発で出てきました。
拍子抜けするほど簡単に済んだので、それでは、ということで内容を整理して投稿してみます。
こうしてみて Steve Zeltzer について分かったのは、彼がCIAのスパイであるどころか
1993年に彼自身がILWUの他のメンバー、ブランクフォートとポワリエの二人
(Jeffrey Blankfort, Anne Poirier)もろとも
CIAと結託した(とあたくしは諸情報を斜め読みして理解いたしました)
悪名高きADLのスパイの被害に遭っていた、ということだったのです。
自称ジャーナリストのBullock 某というスパイが彼らの元に送られ、彼らから聞きだした情報を
ADLのサン・フランシスコ・ブランチに報告していたものです。
それらの情報の内容は、取り分けゼルツァーとブランクフォートの
南ア・アパルトヘイト問題とパレスチナ問題に対するスタンスに関するものに限られていました。
ADLが集めたそれらの情報は、警察が差し押さえると同時に封印されましたが審理過程で封印が解かれ、
ゼルツァーとブランクフォートはそれらの内容を知ると『情報の内容の殆どは不正確だ』とコメントしたようです。
その点は不思議だな、とは思います。
ただ、何せあたくしは斜め読みしかしていないもので、
どなたかあたくしの見逃している点を見つけられた方がおられましたら教えて下さい。
この時点でのあたくしの理解は、革マル派は、
どうやらその当時にゼルツァーのことをILWUに浸透したCIAの情報提供者であると疑い、
そのまま現在まで来ているようだ、というものです。
あっしら様が転載された文中に『10年前に見破っていた』という記述がありましたから、多分そうであると思います。
しかしこのスパイ事件裁判では、2002年に実に9年の審理を経てゼルツァー側がADLに勝訴し、
問題は一応の決着を見ています。
また、彼らがADLのスパイ活動の標的になったのも、彼らが南アのアパルトヘイト問題やパレスチナ問題の運動家たちと
自らの反シオニスト的立場を明確に打ち出して交流していたからであることを考えると、
ゼルツァー自身がスパイであるとはどうも思えません。
あとはネット上のどこを検索しても、ゼルツァーにこの事件以外でCIAと関係したという形跡や、
そういったものを匂わせる彼に関する否定的な情報は出て来ないようです。
木村さまのお友達であって当然な方のように、一応見えるわけです。
革マル派が現在もあのような記述をしているということは、彼らが2002の判決を知らないか、
革マル派自身が実はADL・親シオニスト路線を取っているか(笑)、
あるいは逆に、現在も革マル派内部に撹乱目的でCIAが浸透していて(笑)、
そのようなことを言っているかのように、現時点では思えます。
以下、英文丸投げですが、内容別に別途記事を転載いたしますのでご覧下さい。
まず最初に www.counterpunch.org から、スパイ事件の顛末が最も分かりやすくまとめられた記事。
二番目に、www.rense.com(アメリカ版阿修羅?)に転載されていた、ADL敗訴を報じるwww.arabnews.com の記事。
Bullock は一人当たり五万ドルでスパイをやってた、とあります。
まあいい小遣いにはなってたわけなんですね。
三番目に、www.freemasonrywatch.org というHAARPさま向けなサイトから
この同じ事件がそれっぽい切り口で書かれた記事。
ADL通にとって読み応えがある視点というのがこんなところなのだと思います。
四番目に、スパイ事件の直接の被害者、つまりゼルツァー自身、ブランクフォートとポワリエ三人による報告文
(誰に向けて書かれたかは分かりませんが、最初の記事と同じ www.counterpunch.org サイト内にあったもの)。
『ADLスパイ事件は終わった』と題されています。
ゼルツァーの人となりについては、
http://www.geocities.com/CapitolHill/Lobby/4677/zeltzer-pa.htm
こちらでシアトルにおける集会での彼の演説が、
(Global Victory For Workers In Seattle: Workers, Students, Activists Rout WTO, By Steve Zeltzer, lvpsf@labornet.org)
http://www.labournet.org/photopage/WOWUSA/wowusa.htm
http://www.labournet.org/photopage/WOWUSA/WOWUSA13.JPG
こちらで彼の写真(真ん中が彼)がご覧になれます。
大変ゲンキで利発そうなおじさんではあります。
革マル派も、これらの記事を読み、検討してコメントを出してほしいと思います。
案外、彼らの内部か頭の中を掃除してみる必要が出てくるかも知れません(笑)。
ではまた、ごきげんよう。