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http://www.chibalab.com/news_otoshiana/20031121.html
晒し首にされた平和論者と長老たち
9日に実施された第43回衆院選で、小泉自民党はメディアの予想に反して、かなり厳しい結果となった。総選挙前には、若手サラブレッド安部晋三を幹事長に抜擢する小泉流(メディア受けする)選挙人事等で、小泉自民党は、単独過半数(241議席)も楽勝のように言われていた。
しかし結果は違った。メディアが勝手に総選挙をまるでお祭りのようにあおっていたが、国民はそれには踊らされず、かなり白けて見ていたという結果である。投票率は前回の62.49%をかなり下回って、59.8%にとどまった。解散時勢力(246議席)を下回り、過半数(241議席)も確保できなかったが、自民、公明、保守の3党では絶対安定多数(269議席)を超えた。何とか小泉首相の続投が決まったようだ。
マスコミが煽った「マニフェスト選挙」のお陰で管・小沢率いる民主党が大躍進(177議席)して、将来の2大政党への潮流ができあがった。そして他の共産、保守新、社民の各党は議席を大きく減らし、公明党だけが解散時勢力(31議席)を上回った。そして小泉自民党は、無所属議員と公認漏れ議員、それから惨敗ゆえに解党に追い込まれた保守新党議員たちを吸収すると、自民党単独で260議席近くになる。
つまり、小泉首相の顔も立つ結果といえる。はっきり言って小泉首相は、なかなかの政治家である。誰よりも自分を引き立て応援してくれた元許婚の田中真紀子を、外務大臣の座から引きずり降ろし、自民党の屋台骨である橋本派の両雄、野中広務(ひろむ)と青木幹雄を分裂させて橋本派の弱体化に成功すると、今度は長年の戦友であるはずの山崎拓(やまざきたく)をお払い箱にした。これは、CIAの差し金にしたがって、統一教会の女性を使って文芸春秋が『女性スキャンダル』に仕立て上げた時からの、隠された基本計画だったらしい。
これは同時に、三党連立政権の三党幹事長体制(山崎拓と公明党の冬柴鉄三と保守新党の二階俊博)の崩壊につながっていく。この流れで、山崎拓と保守新党の熊谷弘(くまがやひろし)が落選していったのだ。野中広務(ひろむ)といい、田中真紀子といい、土井たか子党首率いる社民党の惨敗と党首辞任といい、そして今回の女性スキャンダルの山崎拓(やまざきたく)といい、たぶん、皆アジアの団結を考える政治家である故に、CIAとネオコン系の外交部門の隠された操作によって首切りされたに違いない。
日本だけじゃなく、世界で起こる政治的な事件は、決して偶然によって起こるのではない。目に見えないところで編み上げられ、すべて細い赤い糸で繋がっているものなのだ。ようするに、日本人は、本質を見ないように社会化され方向づけられた群集動物なのだ。
もうひとつ気になるのは、自民党と民主党による二大政党化の潮流の中で、公明党の政治的立場の大きな変質である。確かに今の自民党は、仏教系の新興宗教である創価学会の選挙協力がなければ、単独過半数の議席を維持できない状況になってきている。しかし、ラムズフェルドやパール当が率いる「新世紀プロジェクト(PNAC)」のメンバー達が、公明党をどんな風にとらえるかで、公明党の未来の方向が決まってくる。もし昔ながらの「平和の党」をこれからも拘っていくとすれば、恐らくネオコンの強力な圧力を受けて、土井たか子党首率いる民社党の消滅の危機のごとく、恐らく公明党の未来もなくなってしまうにちがいない。
そのことを感じているが故に、小泉首相のブッシュ政権べったりのイラク自衛隊派遣を支持することで、何とか圧力をかわしているような感じもする。あるいは、ラムズフェルドやパール等が率いる「新世紀プロジェクト(PNAC)」のメンバーが主流のブッシュ共和党政権が、宗教右派(キリスト教原理主義)の純朴な団体を集票マシーンとして取り込んでいるみたいに、小泉自民党も、日本の新興宗教(創価学会)をうまく操っていくことで、小泉自民党の右翼化への路線に抵抗なくついていく可能性も考えられる。
しかし、もしそんな風なことになると、与党連立政権を維持するための政治選択が、本来が新興宗教である創価学会としての存在意義(平和の党)を自ら曖昧にしていくことで、創価学会会員たちの内的な団結力と熱い信念が、日々崩壊していってしまうように思われる。その上、いま池田大作氏は75歳で、かなり体力が弱っていると噂されている。
アメリカの支配層は、シオニストが中心だから、キリスト教原理主義も、イスラム教原理主義も、仏教原理主義も、はっきりいって目の上のたんこぶで、できることなら公明党も創価学会も消滅してほしい、と企んでいるにちがいない。
とにかく、今回の政治の流れは、あちこちでかなり激しい渦ができている。なぜなら英米の支配層が一気に日本を右翼化させようと目論んでいるからだ。あくまで「二大政党制」も「マニフェスト選挙」も茶番であって、その目的は新たな「日本の奴隷化」である。アメリカの支配層は、黒子スタイルで高い天井の上から「日本の政治」を好きなように操り、今回は大胆なやり方で邪魔者を容赦なくバッサリと切り捨てたのである。野中広務(ひろむ)、中曽根康弘、宮沢喜一、山崎拓(やまざきたく)、保守新党の熊谷弘(くまがやひろし)、土井たか子等が、市中引き回しの上、晒し首にされたのである。
その理由は、すべては憲法9条を改正し、自衛隊を国軍とし、集団的自衛権を行使できる方向に持っていこうと企んでいるからである。「平和憲法」を唱える土井たか子、アジアの団結を真面目に唱える野中広務や山崎拓、口やかましい中曽根・宮沢長老たち、「平和の党」を自称する創価学会等の者たちすべて、彼ら支配層にとって邪魔者なのである。なんとも腹立たしいが、ようするに、そう云うことなのだ。くそぉぉぉぉー