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18歳で文学界新人賞を最年少受賞した作家の鷺沢萠(さぎさわ・めぐむ、本名・松尾めぐみ)さんが、東京都目黒区の自宅で死去した。35歳だった。関係者の話によると、自宅で倒れているのを、訪れた知人が12日夜に発見した。死亡時刻は11日未明、心不全のためとみられる。葬儀は近親者のみで行う。自宅は公表していない。
東京都生まれ。上智大学外国語学部1年在学中の87年、壊れた家族を描く「川べりの道」で文学界新人賞を受けてデビュー。89年の「少年たちの終わらない夜」はベストセラーになり、「帰れぬ人びと」が芥川賞候補になった。以後、現代の家族像を探る「葉桜の日」、在日韓国人青年のこだわりを明るく描いた「ほんとうの夏」など、計4回芥川賞候補に挙がった。
92年の「駆ける少年」で泉鏡花文学賞を受賞。同書の執筆過程で祖母が朝鮮半島出身であることを知り、93年には韓国の延世(ヨンセ)大学校付属語学研究院で韓国語を学んだ。
02年に自伝的小説「私の話」を発表。近著「ウェルカム・ホーム!」(新潮社)を3月下旬に刊行したばかりで、自身のプロデュースにより舞台化し、6月に上演する予定だった。
[04/15 01:26]