現在地 HOME > 掲示板 > 戦争48 > 947.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2004.03.04
Web posted at: 19:23 JST
- CNN
(CNN) 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題をめぐり、先月下旬に北京で開かれた6者協議で、主催国の中国が協議終了後に発表する共同文書案で、米国の「敵視政策」の変更を求める北朝鮮の要求を入れようとしたことに米政府が態度を硬化させ、ブッシュ大統領が外交的な問題解決を求める米側の忍耐にも限界がある、との姿勢を示すよう代表団に指示していたことが4日分かった。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)が、米政府高官の情報として伝えた。これによると、指示は協議3日目の27日に伝えられた。中国側のこの対応を知った後、ブッシュ大統領、チェイニー副大統領や政権幹部が集まり、対策を協議した結果としている。
同紙によると、米側の態度を知った中国などは共同文書作成での当初の考えを放棄、協議継続を確保する方針に転換したという。協議では、中国が目指した共同文書作成は見送られ、代わりに「議長総括」を書面で発表する形になっていた。
議長総括への変更は、北朝鮮が共同文書の文面に挿入句を盛り込むことを土壇場で要求したのも一因とされている。議長総括では、実務レベルで課題の検討を続ける作業部会の設置を決め、次回協議を6月末までに開くことなどで合意していた。
しかし、焦点の核問題をめぐっては「核兵器のない朝鮮半島の実現」との表現を盛り込み、凍結・放棄対象は核兵器計画だと言明した北朝鮮に配慮したが、核放棄に至る具体策は盛り込めなかった。
ワシントン・ポスト紙は、ブッシュ大統領の指示は、対北朝鮮政策に関し、外交重視派と強硬派の意見対立が政権上層部内にあることを改めて浮き彫りにしたとも述べている。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200403040014.html