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ラディン捕縛風雲急…米秘密部隊投入 --- 二正面作戦であぶり出し
【ワシントン29日=夕刊フジ特電】ラディンの生け捕りは時間の問題? 米同時多発テロの首謀者、ウサマ・ビンラディン(45)に対する米軍の捕縛作戦強化計画が承認された。一部で拘束報道が出るなど、情報そのものが交錯しているが、米軍は秘密部隊も登場させ、パキスタン側との二正面作戦で、本格的な捕縛作戦を講じている。
拘束作戦強化は、29日付の米紙ニューヨーク・タイムズが米政府当局者の話として伝えた。
新作戦の軸として、新たに投入が承認されたのは、特殊部隊と米中央情報局(CIA)工作員で構成する秘密部隊「タスクフォース121」。
イラクの元大統領、フセイン(66)も生け捕りにした名うての部隊だ。
ラディンはアフガン国境付近の山岳地帯から、パキスタンのトライバルエリア(TA、部族地域)近辺に潜伏しているとされている。
TAは、国の統治が及ばない自治地域とされるが、パキスタンのムシャラフ政権は先月24日、TA北西部で外国人25人を拘束、28日には、厳しい検問でバスに乗った一団と激しい銃撃戦を行うなど、TA内でも掃討活動を本格化させている。
米軍はTAをパキスタン側に任せ、アフガン側から、ラディンあぶり出しを進めている。
アフガン駐留米軍は1月末に、「数カ月以内にラディンを拘束できる」と自信を見せたが、先月28日、イラン国営ラジオは「パキスタン・ペシャワルの非常に信頼できる筋」の情報として、「ラディン拘束」を報じ、全世界を騒然とさせた。
米国防総省は、ラディン拘束報道を「的外れ」と否定したが、逆に、こうした情報出現に、ブッシュ政権が期待を寄せているフシもある。
「こうした情報で、ラディンが潜伏先を変えざるを得なくなる可能性がある。ラディンが動けば、タスクフォースも、その所在をとらえやすくなる」(米政府筋)というのがその理由だ。
トラボラからTAにかけては、潜伏する洞穴も多く、これまでのように、発見→捕縛が容易でないことは明らかだが、イラクの大量破壊兵器の発見が難しくなっている今、ブッシュ政権は、ラディンの捕縛を早め、挽回(ばんかい)を図ろうとしている。
ZAKZAK 2004/03/01