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外交官二名の殺害は米軍の謀略なのか? --- カラシニコフでは防弾ガラスを打ち抜けない
2004年3月1日 月曜日
次々と事件が発生しているにもかかわらず、日本のテレビや新聞などの大手メディアは多方面からの圧力がかかり、テレビはジャーナリズムの役割を放棄している。新聞も重要な記事ほどベタ記事にしか扱わないことが多い。私もイラクの日本人外交官二名殺害事件発生当初からどうもクサイと見ていますが、なかなか続報が出て来なくなってしまった。国会では民主党議員からこの事件の真相究明の質疑が行われているのに、マスコミは記事にしなくなってしまった。
◆国会論駁!!!外交官は米軍に撃たれた JANJAN 2004/02/26
若林秀樹・参院議員の見解発表
多くの謎がありながら政府の真相解明は進まない。解明しようという熱意も感じられない。業を煮やした若林秀樹・参院議員(民主)は、2月5日の参院イラク復興支援・有事法制特別委員会で、独自の「推論」と断りながら、「米軍が不審者と間違えて重機関銃で撃ったのではないか」という見解を明らかにした。
若林氏の見解は、米軍が外務省に送った写真のうち次の3枚に着目している。
1枚目。車両左側面の写真は、30発前後の弾痕が集中している。これは狙撃車から窓を開けて撃てるような撃ち方ではない。
2枚目。車両右側面の写真は、まったく弾痕がない。いくら軽防弾車でも反対側からあれだけ撃たれれば貫通してなんらかの傷跡がつくはずだが、まったく弾痕がないのは、かなり高い位置から撃たれたに違いない。
3枚目。車両正面の写真は、ボンネットの中央先端とウインドーの真ん中に銃弾の跡がある。これは人を狙っていない。
これらの写真から若林氏は次のように推論した。
この日、奥参事官らの車に先行して、やはり同じ復興会議に出席するCPAの幹部が乗った車列がバグダッドからティクリートに向かっていた。この車列の最前部と最後部は、高い位置に重機関銃を装備した装甲車(ハンビー)が護衛している。この車列は時速100km以上では走れない。
一方、奥参事官らの四輪駆動車はスピードが出せるから、気付いたら追いついてしまった。そこで不審者と間違えられて、威嚇射撃(車両正面の弾痕)を受けた。奥参事官はCPAの人たちはよく知っている。右側の車線に出てヨコから説明しようとしたが、不審者と誤解されたまま、車両左側面から銃弾を浴びることになった。
口径7・62mmで右回り4条の腔線を有する銃は、カラシニコフをはじめ世界中で多種多様なものが出回っている。米軍も使っている。奥参事官らは米軍のハンビー型護衛車に装備された機関銃で撃たれたのではないか。これが若林氏が参院の委員会で明らかにした見解だ。
これに対して、川口順子外相は「先生のお考えはお考えとして承らせていただきましたけれども、政府としては真相解明が大事でありまして、真相の究明に一歩でも近づきたいと思っております」、小泉純一郎首相は「推論を伺っていましたけれども、私にはそういう専門的知識もございません。政府としては、真相解明に今後とも全力を挙げていきたいと思っております」と答えた。外相、首相とも、若林氏の推論を否定しなかった点が注目される。
実際問題として、同じような誤射事件は起こっている。昨年9月18日、イタリア外交官ピエトロ・コルドーネ氏の乗った車が、ティクリート近郊で、米軍の車列を追い越そうとして、米軍の銃撃を受け、同乗していたイラク人通訳が死亡した。この辺りは「死の街道」と呼ばれ、米軍も厳重な警戒体制をとっている。他の地域でも米軍の誤射で友軍国の兵士やイラク市民が死亡する事件が相次いでいるが、フランクス米中央軍司令官は「それが戦争だ」と発言したこともあるぐらいだから、日本人外交官が謝って撃たれることも当然あり得ることだ。
若林氏は民間会社から外務省に出向し、在ワシントン大使館で奥克彦氏と机を並べて仕事をした経験がある。それだけ奥氏に対する思い入れは強く、事件の真相解明に取り組んでいる。
◆外交官二名の殺害は米軍の謀略 早稲田大学新聞
@米軍当局が公表した、襲撃されたランドクルーザーを正面から撮影した映像を見ると、ランドクルーザーのフロントグラスとボンネットには高い位置から打ち込まれたと思われる弾痕がハッキリと残っている。さらにランドクルーザーの左側面を撮影した写真には車体のガラス部分に的確に三十数発打ち込まれた跡が確認できる。三十発の銃撃によって走行中のランドクルーザーを蜂の巣にして乗員を殺害したとの事だが、ゲリラが一般に所持しているロシア製のカラシニコフ銃でそのようなことが可能なのか(今日では、遺体解剖の結果、イラク人ドライバーの遺体からカラシニコフの銃弾が摘出されたと地元警察が発表しているが、米軍占領下のイラクで銃弾のすりかえなど容易である)。奥大使らが乗っていたランドクルーザーは防弾仕様であり、NHKの実験によれば、カラシニコフ銃では発表のとおりの至近距離から撃っても穴ひとつ開かなかったという。ましてや、150キロで走行中のランドクルーザーに、一瞬にして30発の穴をあけるなどカラシニコフ銃では到底不可能だ。高性能の機関銃が用いられたのではないのか。
A「週刊ポスト」(1月1日・9日号)は、外交官の乗った車と思われる車両が道路から大きく外れた直後に「米軍の車列が通り過ぎた」という報道を引き「米軍誤射説」があると紹介した後、さらに司法解剖の結果、襲撃者は、ランドクルーザーが停車した時には息があった奥参事官の頭部に五発の弾丸を撃ち込み、殺害したことが判明したと報道した。すでに外務省のなかでも事件直後、米軍車両がランドクルーザーの直前を走行していたにもかかわらず、そちらをテロリストが狙わなかったというのは考えられないという意見が出ていたことが報道されている(「読売」12月2日付)。
ランドクルーザー防弾仕様車のトヨタのサイト
若林参議院議員の「国会質問会議録 平成16年2月5日
(私のコメント)
そのうちに真相が明らかにされるだろうと見ていたのですが、政府当局はうやむやにして葬り去ろうという態度が明確になってきました。二人が乗っていたランドクルーザーは日本側に返還されたのに未だにイラクにある。自衛隊がイラクへ派遣されて車両が数十台も持ち込まれたのに、イラクから日本へ車一台持って帰るのがどうして出来ないのか。
若林参議院議員と政府のやりとりを見てもまるで事件の真相解明に乗り気でない事がわかる。現物の車があればかなりの事が解明されるのに車は放置されたままだ。一般的にはテロリストに襲われて銃撃されたという説が濃厚ですが、しかしテロリストが持つAK47カラシニコフではランドクルーザー防弾仕様車は打ち抜くことが出来ない。
テロリストに襲われたならばスピードを上げて逃げなければならない。ところが脇へ反れて止まっている。たぶん米軍から静止されたのだろう。車を止めたぐらいだから中の運転手や奥、井上の大使館員も生きていた。身分を明かそうとドアを開けたところを撃たれて死んだと思われます。
あるいは防弾ガラスを撃ち抜けるほどの重機関銃で撃たれて死んだのか。遺体の状況から防弾ガラスが飛び散って傷が多数できている事がわかり、かなり強力な銃で撃たれたのは間違いない。さらに奥大使の電子手帳が無くなっており情報収集のために襲われたようだ。テロリストがそこまで分かって襲ったのだろうか。米軍の車がよく行き交う街道で外人目当ての殺害を試みるだろうか。
たぶんアメリカ軍のほうから小泉首相へは事実が伝えられているのだろう。しかしそのことは発表できない内容なのだと思われます。だから事件の解明を先送りにしてうやむやの解決を図っているのだ。問題なのは政府から報道自粛がなされてマスコミが記事にしなくなってしまったことが問題だと思う。
当初はテレビも大きく取り上げていましたが、途中からぴたりと報道が止まってしまった。国会では首籐議員や若林議員が国会で追及しても政府は逃げの答弁で終始している。その事を新聞もテレビも国会中継を除いて報道しないのはなぜか。事実を公表すると日米関係を損ねるとの配慮から公表しないのだ。愛媛丸事件も未だに事件の真相は公表されていない。
写真を見て分かるとおり井上大使は即死に近かったのに対し、奥大使は事件からしばらく生きていたと思われます。しかも小銃で撃たれたのなら反対側に大きな穴が開きますが、遺体に大きな損傷は見られない。至近距離からピストルで止めを刺されたと思われます。運転手は重傷で助かったはずですが、その後の情報はない。日本政府の消極的な態度が余計に疑惑を招いてしまう。最近の情報では復興支援金をめぐる利権で殺されたという噂もあります。