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(回答先: 「事実なら中止を」国連が事務総長盗聴疑惑で不快感 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 27 日 13:36:39)
<国連盗聴疑惑>「事実なら失望」 報道官が強いいらだち
【ニューヨーク高橋弘司】英情報機関が昨春のイラク戦争前、アナン国連事務総長に盗聴などのスパイ行為を行っていたとの疑惑で、国連のエカード事務総長報道官は26日、「事実なら失望する。中止してほしい」との声明を出した。国連を舞台にした外交官を装ったスパイ横行のうわさは以前からあったが、英国の閣僚経験者の暴露だけに衝撃は大きく、同報道官はスパイ行為を禁じた国際条約を挙げ、「盗聴は違法となる」と異例とも言える強いいらだちをあらわにした。
複数の英メディアは一連のスパイ行為が米国の要請を受けたものだったと伝えるとともに、チリやパキスタンなど複数の安保理理事国に対する盗聴疑惑についても報じている。今後、米英両国に対する不信感が強まれば、イラク統治をめぐる混乱収拾に向けた安保理の結束にも影響しかねない。
エカード報道官は会見で、アナン事務総長とロンドン滞在中のパリー英国連大使が電話で協議したことを明らかにしたが、内容の公表は拒んだ。報道官はまた、「絶対確実な方法などない」としながらも、可能なあらゆる方法で電話やファクスなどの情報を保護するよう対応策を取ると強調した。盗聴に使われた装置が見つかったかとの質問には「明らかにできない」と述べ、国連内のアナン氏側近が関与した可能性について「彼らを疑う理由がない」と関係を否定した。
さらに「盗聴は違法」とする根拠について、同報道官は1946年に国連総会で採択された「国連の特権と免除に関する条約」の中で「国連内は不可侵であるべきだ。国連の所有地や財産は(中略)いかなる妨害からも影響を受けるべきではない」と規定されていると指摘。「加盟国はこの条約を尊重するべきだ」と述べた。
安保理内の波紋は広がっており、王光亜・中国国連大使は報道陣に「もし事実なら、明らかに遺憾なことだ」と述べた。また、ラブロフ・ロシア大使は「違法と思う。だが、英情報機関は少なくとも技術的にはプロだったということを示した」と皮肉った。(毎日新聞)
[2月27日11時36分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040227-00001025-mai-int