現在地 HOME > 掲示板 > 戦争48 > 135.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
ミサイル防衛用新レーダー、4月に性能試験
防衛庁は、弾道ミサイルの発射を探知し、航跡を追尾するミサイル防衛システム用の新型レーダーの開発を終え、4月に性能試験に着手する。
自衛隊の地上配備レーダーでは初めて、北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」などを追尾できるようになる。防衛庁は2004年度から、米国の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)などを購入し、2007年度から配備を開始する方針だ。
現在、自衛隊の地上レーダーは航空機などへの対処を想定しており、高高度から落下してくる弾道ミサイルを追尾できない。海上自衛隊のイージス艦はノドンなどを追尾できるレーダーを搭載しているが、迎撃する能力はない。
防衛庁技術研究本部は北朝鮮のミサイルの脅威が高まっていた1999年から新レーダー開発に取り組み、千葉県飯岡町に試験用の「将来警戒管制レーダー」(通称=FPS―XX)1号機を完成させた。
防衛庁は「新型レーダーでノドンに対処する場合、発射後まもない段階から、迎撃時点に至るまで、ほぼ完全に追尾できるようになる」としている。
性能試験は4月から約2年行う。戦闘機の航跡を追尾する基本試験を経て、種子島宇宙センターから打ち上げられるロケット、日本上空を通過する民間衛星などを追尾する高度な試験に移行する。早ければ2005年度末にも生産態勢に入る予定だ。防衛庁は2004年度から、地上用のPAC3とともに、イージス艦に搭載するスタンダード・ミサイル(SM3)も米国から購入、ミサイル防衛システムを具体化する考えだ。
◆ノドン・ミサイル=北朝鮮の中距離弾道ミサイル。200基前後が配備済みとされる。最大射程は約1300キロ、ほぼ日本全土が含まれる。発射後約10分で日本に弾着するという。(読売新聞)
[2月18日9時9分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040218-00000001-yom-pol