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琉球フォーラムで「国民でなく米国に顔を向けた自己欺まんの外交だ」と首相や外務省を厳しく批判した天木直人氏=10日、那覇市の沖縄都ホテル
会員制の琉球フォーラム(理事長・宮里昭也琉球新報社社長)の2月例会が10日、那覇市の沖縄都ホテルで行われ、前駐レバノン大使でイラク戦争前に「国連決議なしのイラク攻撃を阻止すべきだ」との意見具申を日本政府に出した天木直人氏が「これでいいのか日本外交」と題して講演した。天木氏はイラク戦争などへの小泉首相や外務省の対応について「国民ではなく米国に顔を向けた自己欺まんの外交だ」と厳しく批判した。
天木氏は、イラクに自衛隊を派遣させたことについて「十分な国会審議もなく憲法違反だ。今後、イラクは内戦状態になる。サマワというイラクのごく一部にああいう形で(自衛隊が)いるのは、国際社会の関心外で、独り相撲を取っているようなものだ」と指摘した。
また、イラク戦争前にレバノン大使館から戦争阻止の意見具申を打電した理由について「50年以上にわたって国連の下での平和維持が真っ向から否定される重大な時に外交官として一言も意見を述べなくていいのかと思った。この戦争が歴史として語られる時、自分の意見をレジスター(記録)したかった」と述べた。
外務省については「米国との関係を優先し、国民をだまし、ばれたら対応に追われる。職員は仕事に充実感や達成感を持てなくなり、モラル(道徳)が低くなっている」と分析し、日米地位協定については「運用改善はまさにごまかしの政策で、日本が米国に改定をぶつけていく時こそ、日本の外交が変わる時だ」と述べ、地位協定改定の必要性を訴えた。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/040211e.html