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(回答先: 「毒ガスで政治犯ら殺害」 北朝鮮、英BBC放映へ[共同] 投稿者 乃依 日時 2004 年 2 月 01 日 17:35:31)
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20040202/KOKU-0202-02-02-57.html
「北」化学兵器、大量保有か 人体実験利用、政治犯ら殺害?
【ロンドン=蔭山実】英BBC放送は一日、北朝鮮が生物・化学兵器の実験で、政治犯と家族らをガス室で殺害していたとする北朝鮮の政治犯収容所元幹部の証言と機密文書を入手したとの声明を発表した。同放送は番組で放送する。
証言したのは、北京の北朝鮮大使館の元駐在武官で、北朝鮮北東部にある政治犯収容所の元幹部だった権革氏。同氏は「一家全員がガスで呼吸ができなくなり死亡するのを見た。両親と息子、娘だった。両親は死亡する寸前まで、子供に口移しで空気を与えていた。その様子を科学者らが観察していた」と語った。
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生物・化学兵器は製造コストが安価で「貧者の核兵器」と呼ばれるが、ブッシュ米政権は、北朝鮮が少なくとも化学兵器を保有しているのは間違いないとみている。核兵器の陰に隠れがちだが、北朝鮮がすでに化学兵器という大量破壊兵器を保有している点は日本にも大きな脅威となっている。
ケリー米国務次官補(東アジア太平洋担当)は昨年三月、上院で「北朝鮮が化学兵器を保有していると確信している」と証言した。韓国国防省は保有量二千五百−五千トンと推定している。
サリンやマスタード・ガスなどの化学兵器と、炭疽(たんそ)菌などの生物兵器に共通するのは、核兵器開発ほどの技術や費用を必要としない点だ。原材料も合法的に入手でき、農薬工場などの施設があれば生産も容易にできる。
北朝鮮の主な製造拠点は、日本が戦前に建設した農薬・化学工場とみられている。
北朝鮮の化学兵器開発は朝鮮戦争後、故金日成主席の号令で始まったとされるが、英国際戦略研究所(IISS)のセイモア主任研究員は「(一九九四年の)米朝枠組み合意で核開発が制限された後、北朝鮮にとって化学兵器の有用性は一段と増した」と指摘する。
米朝枠組み合意の結果、プルトニウム型の核開発に歯止めをかけられた北朝鮮が化学兵器とともに重点を置いたのが、高濃縮ウラン型の核開発だった。パキスタンのカーン博士がたびたび訪朝し、ウラン濃縮のための遠心分離機の設計図などを北朝鮮に供与したとみられている。博士の証言次第では立場が危うくなるだけに、北朝鮮が博士の今後の動向を注視しているのは間違いない。(北朝鮮問題取材班)
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http://www.sankei.co.jp/news/040202/0202kok055.htm
ガス室での処刑生々しく証言 英BBCが北の実態放映
英BBC放送は1日夜、北朝鮮が政治犯やその家族を対象に毒ガスの人体実験をしていたとするドキュメンタリー番組を放映、ガス室に送る政治犯の名前を示した「移送証明書」と題された文書を紹介した。
番組は、北京にある北朝鮮大使館の元武官で、ロシア国境に近い北朝鮮北東部にある政治犯収容所幹部だった人物の証言などに基づいて制作された。元武官はガス室の様子をノートに描きながら「子供2人を含む一家4人がガス室で殺害されるのを見た」と話した。
殺害に使われたのは吸い込むと呼吸困難に陥る毒ガスで、元武官は「両親は吐きながらも、死の直前まで息子と娘の口に息を吹き込んで救おうとしていた」と生々しく証言。「囚人は敵だとしか思わないので、殺されてもまったく同情しなかった」と語った。
証明書は、同番組に出演したソウルの人権活動家が示した。2002年2月付で元武官がいたのと同じ収容所のものという。元武官は「証明書が届いてから囚人を護送する」と文書の存在を認めた。
番組の中で北朝鮮の元政治犯とされる人物は「収容所職員に、収容所内の健康そうな女性50人にキャベツのおひたしを与えるよう命じられた」と証言。キャベツを食べた女性全員が20分以内に死亡したという。(共同)
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英BBC放送が1日夜に放映したドキュメンタリー番組での亡命者らの証言要旨は次の通り。
【クォン・ヒョク氏】(1993年当時、ロシア国境に近い北東部にある第22収容所の治安責任者。99年、北京の北朝鮮大使館勤務中に亡命)
政治犯はブタや犬のように取り扱われた。ガラスで囲まれた実験室に家族4人が入れられ、毒ガスで窒息死させられた。両親は最期まで子どもに人工呼吸して助けようとしていた。科学者らはガラス越しに観察していた。私が置かれた体制下では(子どもも)敵であり、同情や哀れみは感じなかった。
【リ・スンオクさん】(元朝鮮労働党員の女性収容者)
収容所幹部に女性収容者50人を選ぶよう命じられ、看守から渡されたキャベツのおひたしを食べさせたところ、間もなく苦しみ始め、大量のどす黒い血を吐き、20分もたたないうちに全員死亡した。女性収容者が出産すると、新生児は母親の目の前で(口をふさがれて)殺された。
【キム・ヨン氏】(父親がスパイ罪に問われて処刑され、家族は収容所暮らし。その後、韓国に亡命)
収容所では動物以下の扱いだった。手錠をかけられ天井からつり下げられたこともある。(共同)