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[ロンドン 30日 ロイター] ブレア英首相は、イラク戦争をめぐる情報操作疑惑報道でBBCとの争いに一応勝利したものの、30日に発表された世論調査で国民の支持率が低下していることが明らかになった。
BBCは、この問題に関して不正確な報道を行ったとする判事の指摘を受け、会長と理事長が相次いで辞任し、無条件に謝罪。ブレア首相は、BBCとの対立はこれで終わったと宣言した。
だが、この展開をごまかしとする政府への批判は根強い。
情報操作疑惑に端を発したケリー国防省顧問の自殺問題を調査していたハットン司法調査委員長がBBCと政府双方を批判する報告を発表。ガーディアン紙に掲載されたICMの世論調査によると、ブレア首相の支持率を示す数字は前回から2ポイント低下してマイナス17となり、BBCの主張を信頼するとの回答が、政府の主張を信頼するとの回答の3倍に達した。
一方、タイムズ紙の世論調査では、この問題に対するBBCとブレア首相双方への信頼がともに同程度低下した。
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml;jsessionid=D25W05WWEPNX0CRBAE0CFFA?type=topnews&StoryID=4246059