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(回答先: 英政府のイラク情報操作疑惑、判定は「シロ」…調査委 [読売新聞]【調査委が「クロ」だからね】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 28 日 19:01:16)
英政府によるイラクの大量破壊兵器情報操作疑惑にからんで、英国防省顧問のデービッド・ケリー博士(当時59)が昨年7月に自殺した事件をめぐり、英国の独立司法調査委員会(ハットン委員会)は28日、報告書を発表した。「博士の死は誰も予想できず、非難される者はいない」などとして、ブレア首相や政府の責任を否定。ブレア政権は発足以来「最悪」といわれた窮地を脱した。
一連の疑惑は、02年秋に英政府が「イラクは生物・化学兵器を45分間以内に配備できる」とした報告書をめぐり、「実態を誇張したものだった」とBBCラジオが昨年5月に報じたのがきっかけ。記者の情報源として名前が挙がったケリー博士は、英下院で質問攻めにされ、自殺した。
調査の焦点は(1)ブレア首相や政府はイラクの脅威をあおるため、誇張など情報操作をしたのか(2)政府がBBCの情報源としてケリー博士の名前を事実上公表した判断に、首相自身は関与していたのか−−の2点だった。
(1)について、委員長の判事ハットン卿は「BBCの報道は根拠を欠いた」と指摘し、情報操作疑惑を否定。(2)についても「政府側に(博士の氏名の)リークを目的とする戦略はなかった」と述べ、首相らの関与に否定的な見解を示した。
BBCは特ダネとして疑惑を報じた直後から、「事実無根」と政府から激しく非難されていた。それに沿った結論が出たことで、ダイク会長らの責任問題に発展しそうだ。
◇
<ハットン委員会> ケリー博士の自殺直後、真相究明を求める世論が高まり、ブレア首相の指示で昨年8月に発足。委員長は北アイルランド出身の判事ハットン卿。政府や議会から独立した臨時の調査機関として、首相、国防相、情報機関幹部、BBC会長ら70人余りに証言を求めた。また、政権内の文書や個人の日記などを証拠として提出させ、ネット上で公開した。 (01/28 23:10)
http://www.asahi.com/international/update/0128/017.html