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2004.01.26
Web posted at: 11:28 JST
- CNN
(CNN) イラクで大量破壊兵器(WMD)を捜索し、開戦前に兵器の備蓄はなかったと思われると発言している米調査団のケイ前団長は25日、全米公共ラジオ(NPR)で、「大量破壊兵器の備蓄は存在しない」と改めて言明した上で、米中央情報局(CIA)など情報機関は誤った情報をブッシュ大統領に提供したことについて釈明すべきだとの見方を示した。
ケイ前団長はNPRの番組で「自分が見たことを元に結論すると、兵器の大量備蓄を発見する可能性はきわめて低い。(備蓄は)存在しないと思う」と発言した。
前団長はその上で、誤った情報をもとにイラク攻撃を開始した責任はブッシュ大統領にあるのではなく、大統領に誤った情報を提供したCIAなど情報機関にあると指摘。「イラクの大量破壊兵器備蓄については、クリントン政権の見解でもあり、ブッシュ政権は前政権の見方を引き継いだのだ。これを忘れてはならない」とケイ氏はブッシュ政権の責任ではないと強調。
「政治的な責任問題ではない。問題は、有効で信頼性のおける情報を集める能力を、自国の情報機関が備えているかどうかの問題だ」とケイ氏は述べた。また昨年3月の開戦の決断については、「当時、集めていた情報をもとにすれば、イラクの脅威は緊急性のあるものだと結論するのは妥当だった」という。
CIAはケイ氏の批判にコメントしていないが、情報当局者はケイ氏自身が昨年、イラクを調査すれば大量破壊兵器の存在を確認できると発言していたと指摘している。
自らの誤った「予言」についてケイ氏は、「恥ずかしくていたたまれない、というよりもむしろ、『どうやったらみんながみんな完全に間違うことができたのか』という疑問の方が非常に気になる」と話している。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200401260010.html