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(回答先: 旧フセイン政権の「大量破壊兵器の存在信じる」 英首相 [CNN] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 26 日 16:48:18)
小泉純一郎首相は26日の衆院予算委員会で、イラクの大量破壊兵器捜索を指揮してきた米中央情報局(CIA)のデビッド・ケイ前特別顧問が大量破壊兵器の存在を否定したことについて「未解決だということは事実。今の時点では持っていないとも持っているとも断定できないが、将来見つかる可能性もある」と述べた。イラク戦争への支持も「正しかった」と強調した。
首相はイラク南部サマワの治安状況について「現地は比較的安定し、自衛隊は歓迎されている。今後ともイラク復興特別措置法に基づく非戦闘地域として活動分野はある」と述べた。石破茂防衛庁長官は、正体不明の相手から自衛隊がテロ攻撃を受けた場合の対応について「直ちに戦闘地域(となった)との判断には結びつかない」と述べ、部隊撤収に直結しないとの考えを示した。
石破長官は「戦闘地域」と認定するケースを「国際紛争を解決する手段として武力行使が行われた場合で、国際性、継続性、組織性が挙げられる」と説明した。【竹島一登、犬飼直幸】
◇
衆院予算委員会で26日行われた基本的質疑の主なやりとりは次の通り。
◆イラク問題
安倍晋三氏(自民) 自衛隊先遣隊の報告を受け陸自派遣の可否は。
小泉純一郎首相 現地は比較的、治安状況が安定し、自衛隊は歓迎されている。今後とも非戦闘地域として、活動できる分野はある。
太田昭宏氏(公明) イラク人を殺すことがあってはならない。
石破茂防衛庁長官 不当に傷つけることがないよう訓練を積んだ。
筒井信隆氏(民主) 派遣中(サマワ周辺が)非戦闘地域となぜ断言できるのか。
石破長官 戦闘地域かどうかは、国際紛争を解決する手段としての武力行使があるかどうかだ。計画的か組織的か、国際性、継続性があるかで判断する。自衛隊は自己を守る武器使用はあるが、武力行使にはならない。相手が分からない場合、戦闘地域という判断には結びつかない。
穀田恵二氏(共産) 大量破壊兵器の調査団長だったデビッド・ケイ氏が「物理的証拠は見つからなかった」と明言した。誤りを認めるか。
首相 認めない。未解決なのは事実だが、将来見つかる可能性もある。
◆集団的自衛権の行使
安倍氏 集団的自衛権の行使をどう考えるか。
首相 行使は認めないのが、歴代政府の考え方だ。議論は結構だが、積み重ねてきた国会の議論、歴代政府の考えを尊重したい。
[毎日新聞1月26日] ( 2004-01-26-20:26 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040127k0000m010070001c.html