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(回答先: 【米国訪問団の話】 北朝鮮次官、交渉長引けば「核」増強 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 16 日 21:09:39)
米国のプリチャード元韓半島和平担当特使が15日、核兵器原料のプルトニウムを抽出できる使用済み核燃料棒8000本余の全てが、国際原子力機関(IAEA)により封印された施設から姿を消し、5メガワット級原子炉が稼動していることを肉眼で初めて確認したと明らかにした。
これにより、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発の現況に対する波紋が再び広がっている。
先週、民間代表団の一員として北朝鮮を訪れたプリチャード元特使の証言は、北朝鮮が一体どの位のプルトニウムを抽出したのか、濃縮ウランを通じた核開発プログラムは本当に存在するのかといった問題に対する関心を再び呼び起こした。
北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務省副相は、使用済み核燃料棒の行方について、昨年1月からはじめて6月までに全ての再処理を終えたと述べたと、プリチャード元特使は伝えた。
8000本余の使用済み核燃料棒を再処理した場合に抽出されるプルトニウムの量は、核兵器5個を製造することができる25〜30キログラムだ。さらに現在、5メガワット原子炉が稼動されていることで、年間6キログラムのプルトニウムを追加で抽出することができる。
プリチャード元特使は自分の訪朝当時、再処理施設は稼動しておらず、使用済み核燃料棒を全て処理したという北朝鮮側の主張は真偽の見極めが困難だとした。
プリチャード元特使は、金桂寛副相が濃縮ウラン・プログラムの存在を強く否定したとし、「同副相は濃縮ウランを利用した核プログラムそのものが存在せず、そのプログラムを進めるための機器や人材もいないと述べた」と伝えた。
北朝鮮は昨年後半から「われわれは米国がこれまでミスリードしているように、あらゆる濃縮ウラン計画も認めた覚えは1度もない」と否定してきた。
プリチャード元特使は「私は、北朝鮮が濃縮ウラン・プログラムを有していると信じている。しかし、中国など周辺国がこれを信じられずにいるため、米政府はこれに対する証拠を共有する方策を検討するのが望ましい」とした。
リチャード・バウチャー米国務省報道官は15日、「北朝鮮が高濃縮ウランによる核プログラムを繰り返し認めたことは疑いの余地がない」とし、「彼ら(北朝鮮)は数回にわたってそのような主張をしている」と述べた。
バウチャー報道官は「われわれはそれに対する情報を持ち合わせており、これを北朝鮮に提示したため、対立があった」とし、2002年10月、ジェームズ・ケリー米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が初めて平壌を訪れた際、彼らがこれを認めていると強調した。
ワシントン=朱庸中(チュ・ヨンジュン)特派員midway@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/01/16/20040116000076.html