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問題?の「パレスチナ」に関して、以下のようなメールが届きました。
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/462.html
投稿者 縄文人 日時 2004 年 1 月 11 日 11:59:42:bfek92EqWeCqg
 

「パレスチナ」に関して、以下のようなメールが届きました。

****以下、転送・転載歓迎です****

      ○○○ナブルス通信 2004.1.5号○○○
       http://www.onweb.to/palestine/
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  ◇『ナブルスの包囲を終わらせて!』

  ラバーブ・アブドゥルハディ
  2004年1月3日

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年末からヨルダン川西岸地区のナブルスの状況がひどいという話が入ってきていました。市内への人の(外国人も含む)出入りは検問所で止められ、バラータ難民キャンプには外出禁止令が出されていました。相次ぐ拘束や殺害がここに来て、さらにひどくなってきています。まともにマス・メディアにとりあげらないまま、孤立感が広がるナブルスから緊急のメールです。[ナブルス通信]

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『ナブルスの包囲を終わらせて!』

ナブルスの住人ラバーブ・アブドゥルハディさんによる緊急要請メッセージ
(1月3日)の概要(国際連帯運動1月4日付けのメールより)

概訳・まとめ 清末愛砂

ナブルス、バラータ難民キャンプ、ベイト・フリーク村の包囲を終わらせるために、ただちに行動を。これは人道的な危機なのです!

包囲下にあるナブルスから

 ナブルスの中心部は10日間に渡ってイスラエル軍に包囲され続けています。また、(ナブルス近郊の)バラータ難民キャンプは連続18日間、イスラエル軍に包囲されたままです。バラータ難民キャンプのすべての出入り口はイスラエル軍によって完全に封鎖されており、食料や医療品の搬送が許されていないと聞いています。医療チームはキャンプ内に入ることが完全に妨げられて、活動を妨害されています。国際連帯運動のメンバーたちは、イスラエル軍がパレスチナ人に対して行っている人権侵害を監視し、その証人となる活動を行っているときに攻撃されました。ベイト・フリーク村もまた完全に包囲下に置かれています。村長によると、村ではすでに飢えの前兆が出ているとのことです。
 
 今朝からこのメッセージを書いているこの時点までに、すでに二人の男性と一人の少年がイスラエル軍に殺害されました。一人目の犠牲者であるアムジャッド *1は15歳の少年で家の前に立っているときに殺されました。イスラエル軍の狙撃兵が撃った弾が背中に命中したのです。二人目の犠牲者のアメール *2(25歳)も背中を撃たれ殺されました。三人目の犠牲者ルーヒ *3(25歳)もまた同様に背中を狙撃兵に撃たれて殺されたのです。[訳注:報道ではさらに四人目の犠牲者 が出たことが報告されている。先に殺された3人の葬儀に参加していて、撃ち殺されたということだ。葬列への発砲は数日前にも行われ、4人の負傷者が出ていた]
 
バラータ難民キャンプからのレポートは、キャンプを包囲し、あらゆる出入り口のすべてを封鎖して食料品や医療品の搬送を拒否しているイスラエル軍が意図的な飢餓作戦を展開していることを示しています。
 
昨年の12月30日以降、ナブルスの旧市街とその周辺部 *4の包囲状況は緊張しています。イスラエル軍はアル・アクサ殉教団のリーダーの一人であるアブ・シャルヒを探していると主張し、彼の兄弟と妻を人質として捕まえました。妻をジープの中に入れて、彼女を釈放してほしければ投降するようにとスピーカーで呼びかけながら、旧市街の中を走り回りました。彼女は昨日(1月2日)、ようやく釈放されました。
 
誰も旧市街に入ることができないような状況です。しかし、旧市街の中で医療活動をしているUPMRC(パレスチナ医療救済委員会 *5)のガッサン・ハムダン医師は、ナブルスの人々を支援するために、ただちにこの状況に介入するよう全世界に呼びかけています。彼は紙面の一面にナブルスの状況を書いていないパレスチナ最大の日刊紙である『アル・クッズ』を含むメディアが、ナブルスで何が起きているのかということを報道していないと糾弾しています。また、ナブルスの状況に対して何ら手を差しのべようとしないパレスチナ自治政府も批判しています。
 
今、またもや旧市街からいくつかの爆破音が聞こえました。400年も前に建てられた歴史的な建物のアブデルハディ・パレスがあるカルユーン地区のようです。この建物はマフムード・アブドゥルハディによって、住居や収入のない75名の女性たち(未亡人たちや職業を持っていない、あるいは所得がない未婚の女性たち、それから一家の稼ぎ手が障害者である女性たち)の居住場所として提供されています。今日の朝の3 時30分にパレスにやってきたイスラエル軍はこれらの75名の女性たちに立ち退きをを命令し、彼女たちは寒い外に連れ出されました(これらの女性たち全員は近所のアスランさんの家に招かれ、暖と休息を取っています)。
 
イスラエルの裁判所は、当初この建物の破壊禁止命令を出したのですが、その後、イスラエル軍が禁止命令破棄を求めました。最終的には裁判所はイスラエル軍に対して、「安全保障上、そのような行為が必要とされるのであれば」破壊を許可するという判断を出しました。この爆破のケースもまた、緊急の行動が必要です。
 
ナブルスの自治政府の建物の近くに、「トラ・ボラ(Tora Bora)」と地元の人々に呼ばれているイスラエル軍が作った瓦礫の道路ブロックがあります。このトラ・ボラがナブルスの街を二つに分断しており、イスラエル軍に撃たれる危険なしに、ここを行ったり来たりすることはできません。子どもたち(自分の甥っ子や姪っ子も含んでいるのですが)は、学校の最終試験を受けるために、自らの命の危険を冒して、トラ・ボラを通って、学校に行かざるを得ないのです *6。

*このレポートは親戚や友だちから聞いた話やナブルスのラジオ局*7から流れてきた話を部分的に使って書いています。

ナブルスの人々は今日(1月3日 土曜日)と明日(1月4日 日曜日)と明後日(1月5日 月曜日)をナブルスとパレスチナの人々との連帯する国際デイと宣言し、以下の行動を呼びかけます。

1)世界中のイスラエル大使館に連絡を取って、包囲を直ちにやめるように要求してください。

日本のイスラエル大使館:
駐日イスラエル大使イツハク・リオール
〒102-0084東京都千代田区二番町3番地
Fax:03-3264-0965(政治部)Fax:03-3264-0794 (報道・広報室)
Email:information@tky.mfa.gov.il

2)メディアに連絡して、ナブルス、バラータ難民キャンプ、ベイトフリーク村で起きていることをなぜ無視するのか訊いてください。

3)イスラエル大使館の前で占領終結を求める抗議行動をしてください。

4)イスラエルがすべての国際人道法に違反した行為を続けているその責任を追求するように、自国の政府に訴えてください。

小泉純一郎首相 〒100-0014千代田区永田町2-3-1内閣総理大臣官邸
Fax:03-3581-3883 Tel:03-3581-0101/03-5253-2111 総理官邸ホームページ「ご意見募集」

川口順子外務大臣 〒105-8519東京都港区芝公園2-11-1外務省外務省
Email: goiken@mofa.go.jp Tel: 03-3580-3311

5)イスラエルとビジネスをしている企業をボイコットしてください。*イスラエル支援企業のリストに関しては、以下のURLを参考にしてください(日本語)。
http://palestine-heiwa.org/choice/list.html

6)抗議レターを送ってください。

シャロン首相(イスラエル) Prime Minister Ariel Sharon
The Office of the Prime Minister, Kiryat Ben-Gurion, Jerusalem,
Israel Fax:(+972-2) 5664838
Email: webmaster@pmo.gov.il or dover@pmo.gov.il

シャローム外相(イスラエル) Foreign Minister Silvan Shalom
Fax:(+972-2) 530-3506  Email: sar@mofa.gov.il

モファズ国防相(イスラエル) Defence Minister Shaul Mofaz Fax:
(+972-3) 697-6218  Email: sar@mod.gov.il

Shallai Meridor (世界シオニスト機構のチェアパーソン)
sallaim@jazo.org.il

抗議レターのコピーを国連の特別報告者たちにも送ってください。
Mr.John Dugard (パレスチナの人権状況に関する特別報告者)
dtopali.hchr@unog.ch

Mr. Miloon Kothari(適切な住居の権利に関する特別報告者)
cmoller@ohchr.org

Mr.Jean Ziegler(食料にアクセスする権利に関する特別報告者)
dbhagwandin@ohchr.org


ラバーブ・アブドゥルハディ(Rabab Abdulhadi)
ナブルス、パレスチナ

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以下、抗議文サンプルレターです(清末愛砂 作成)。

(日本語訳)ナブルス、バラータ難民キャンプおよびベイト・フリーク村でイスラエル軍が展開している軍事作戦に関して反対の異を唱えるために手紙を書いています。これらの地区がイスラエル軍によって完全に包囲されていることを知っています。パレスチナ人に対する攻撃やパレスチナ人の建物や家の破壊に強く抗議します。
イスラエル軍によるパレスチナ人への攻撃は明らかに第4ジュネーブ条約などの国際法で禁じられている戦争犯罪の行為にあたります。パレスチナ人に対する攻撃を直ちにやめ、国際法を遵守した行動をすることをイスラエルに求めます。

イスラエル軍は、直ちにすべての占領地から撤兵すべきです。

サンプルレター
Dear 宛名(例 Prime Minister Ariel Sharon)

I am writing to express my deep concern about the military
operation being carried by the Israeli Army in Nablus, the
Balata Refugee Camp and Beit Freek. I know that these areas are
under complete siege by the Israeli Army. I strongly protest
against the massive attack against Palestinian civilians there
and destruction of their buildings and houses.

The Israeli army's attacks against Palestinians are apparent war
crimes prohibited by international law, such as the Fourth
Geneva Convention. I demand the State of Israel to stop
threatening Palestinians and respect international law.

The Israeli army must immediately withdraw from all the places
of occupied Palestinian territory.

Sincerely (ご自分のお名前)

────────────────────────────────
*1 Amjad Bilil Masri
*2 Amer Kathym Arafat
*3 Rouhi Hazem Shouman
*4 Yasmeeneh, Qaryoun, Habaleh
*5 the Union of Palestinian Medical Relief Committee
*6 12月23日にも学校帰りの子どもたちが銃撃にさらされて、命を脅かされた。メディア、救援機関ワーカー、親たちが必死にイスラエル兵士を説得し、子どもたち全員の通過を認めさせ、子どもたちは帰宅することができた。
*7 ナブルスの地元ラジオ局『Radio Tariq Al Mahabbeh 』
http://www.tmfm.net/

※この文章の原文(英語)は上記のラジオ・タリクのサイトに。
また、ISM(国際連帯運動)から流れた抗議先がついたヴァージョンは<
http://palestine-heiwa.org/action/>『完全包囲下のナブルス(英文)』に。本通信では、抗議先を若干整理し、日本向けにしてあります。
※※同様の英語の呼びかけが「パレスチナ帰還権連合」からなされてる。メディアに対する投稿などのポイントが英語で書かれている。
http://www.al-awda.org/stoptheatrocitiesinnablus/
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※この文章は
http://www.onweb.to/palestine/siryo/rabab3jan04.html
に掲載予定。
────────────────────────────────

(編集責任:ナブルス通信 )
『パレスチナ・ナビ』 http://www.onweb.to/palestine/
『P-navi info』http://blog.nettribe.org/btblog.php?bid=nekokabu

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