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「米政権はイラクの脅威を誇張した」 米シンクタンク
2004.01.08 Web posted at: 19:37 JST
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200401080026.html
ワシントン(ロイター) 米政権が昨年の対イラク開戦に先立ち、イラクの大量破壊兵器の脅威を「組織的に」誇張していたとする研究報告を、米シンクタンクのカーネギー平和研究所が7日、発表した。
同研究所は民主党寄りとされ、国際問題や外交政策を研究している。「イラクの大量破壊兵器」と題した研究で、同国が核開発を再開していたとの「確固たる証拠はなかった」と述べている。化学兵器についても「国連査察団が発見した神経ガスは、91年ごろすでに毒性をほとんど失っていた」と主張。生物兵器の分野ではある程度の危険性が認められたものの、「あくまで将来開発される危険性であって、(脅威となる兵器を)すでに保持していたわけではない」としている。
研究報告はその上で、イラクの核兵器、生物兵器、化学兵器の危険性はそれぞれ大きく異なるのに、米政権がまとめて「1つの脅威」として示したため誤解を招き、戦争への誤った判断につながったと批判する。
また、イラクが米国の目を盗んで何百トンもの生物化学兵器や兵器製造施設、ミサイルなどを破壊したり隠したりするのは不可能だったはずだと指摘。さらに、フセイン旧政権がアルカイダなどの国際テロ組織に大量破壊兵器を提供しようとしていたとの疑惑についても「裏付ける証拠はどこにもなく、否定する根拠はいくらでもある」と結論付けた。
研究報告は、イラクに関する情報がゆがめられた背景として、02年から開戦に至るまで「情報当局が政治家から不当な圧力を受けていた」形跡があると述べている。