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(回答先: 「帰国前の交渉で５人をいったん北朝鮮に戻すと約束したのであれば、北朝鮮に謝るべきだ」：孫の帰国で地村保さん 投稿者 【京都新聞記事】 日時 2004 年 1 月 07 日 14:08:41)
昨年、拉致に関して、日朝の歴史に言及された地村保志さんの手記に痛く感銘をうけ、さざ波通信に投稿しました。さざ波では世間一般の世論どおり「拉致された」という一点のみからしか見ない報復論、体制転覆論、「戦争論」が大勢を占め、私はほとんどうんざりしてしまいました。
democratという自称弁護士氏には、国語力がないだの散々罵倒されました。
あっしらさんが議論版？で、この方の「危うさ」を別の投稿を紹介しながら指摘されていましたが（今必死で探したのですが見つからず）、ほんとうに、一昨年９・１７以来、５人の拉致帰国者の言動は、日本の言論統制下、封印され、その情感のみを煽りたて、世論操作の格好のネタにされました。かくて、戦争法案は次々と成立し、きちがい帝国に屈服する根拠となり、日本は軍事国家に大変身したのです。
いわば５人は２５年前に北朝鮮の拉致という国家がらみの被害にあい、２５年後、「日本に一時帰国」という約束を日本政府によってホゴにされ、その意思を規制され、家族離れ離れの悲惨のまま、日朝間の取引にされてきました。
この度、地村さんの父上、地村保さんが本音で語られた「見識」を私は高くかいます。こうした、対等な交渉、双方の立場・状況を考慮した対話こそが拉致問題を早期に解決するのです。そもそも、日朝の現況を深く知る立場にある５人が、拉致問題を一切語ってこなかったということこそが異状であり、語らせなかった政府・マスコミこそがその犯罪性を問われねばならないとおもいます。
思えば戦争に向けて、日本国民の９９％がメディアコントロールの下、北朝鮮バッシングの嵐を被り、組織から個人まで総思考停止状態に陥り、その前哨戦としてのイラク派兵が実現された今、改めて、この北朝鮮問題を、平壌宣言に立ち返って対話からスタートさせるべきです。一方、イラク戦争の困難性を象徴する動きとみることもできますが、いずれにしても、京都新聞はかなり保守的な新聞です。であればこそ、今回の記事は朗報です。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。