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ダイアナの残した手紙の利用価値・・・チャールズはアメリカの中東外交に強力に反対、プロ・パレスチナのスタンス
http://www.asyura2.com/0401/war46/msg/242.html
投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 1 月 07 日 11:25:54:ctKRGOvG/DIEQ
 

(回答先: 「チャールズに殺される!」ダイアナの残した手紙 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2004 年 1 月 07 日 07:14:53)


 実はプリンス・オブ・ウェールズ、チャールズはアメリカの中東外交に強力に反対、プロ・パレスチナのスタンス。

It emerged last night that the Prince of Wales(http://ja.wikipedia.org/wiki/プリンス・オブ・ウェールズ) has strong pro-Palestinian views and is privately critical of US policy in the Middle East conflict.
http://www.muslimnews.co.uk/news/news.php?article=6282
19-11-2003
『Why FO advised Charles to steer clear of America』By Ewen MacAskill, diplomatic editor
London, The Guardian:

 チャールズをめぐってはゲイスキャンダルなどといういかにもタブロイドっぽい話もありましたが、ここに来てダイアナ暗殺スキャンダルでますます脚光を浴びているこの状況はチャールズの政治的なスタンスを考えると一層興味深いものがあります。今は悠悠自適のフレデリック・フォーサイスがダイアナ暗殺自体を否定した記事を記したというのも面白い。じっくり嘘と事実のバームクーヘンを作るのではなく、薄皮一枚で慌てたように。
 

<攻撃されたイスタンブール、イギリス総領事館をめぐって>

 ちなみにブッシュ訪英と時を同じにした、ロジャー・ショート総領事が死亡するという事態となった先般のトルコ爆破テロですが、上のガーディアン記事にはピーター・ウェストマコット大使について実に面白いことが記されています。

 実はチャールズ訪米の綱引きがあって、チャールズ側近はチャールズのアメリカ訪問プランを推進、一方訪米反対の勢力もあって、そこで強力に反対する外交関係者にピーター・ウェストマコット氏の名前が見つかるというわけです。

 チャールズ訪米は、確かに彼のスタンスが露わになったとしたら混乱を招きかねないでしょうが、実はそれ以上にアメリカの中東政策に反対する勢力にとっては、チャールズがこの時期アメリカを訪問することは、朝貢、謁見、いわば承認を与えるに等しい屈辱でしょう。

 アメリカに行かせるとしてもタイミングがタイミングだけに、訪問を政治的に利用されることを懸念するのは当然です。逆に推進する勢力は、この時期の訪問をまさに望んでいるのでしょう。

 チャールズ訪米は単なる外交辞令という側面を超えたものがあるのですね。チャールズとて訪米の意味することは十分理解しているでしょう。ただし近い人間、プロクシを通じて発言する以外には術はないでしょうが・・・。

 ウェストマコット氏のスタンスを象徴するものとしてはトルコのイラク派兵をめぐる発言があります。つまり彼は「個人的に」も派兵を推進する立場を。トルコの派兵推進は言うまでもなく、パペット暫定政権をがっちり打ち立てたいアメリカ、クルドと手を組んでいるイスラエルを刺激するもの。アメリカの中途半端なトルコ派兵支援の姿も、イスラエルのスタンスもウェストマコットは渦中の当事者として理解していたでしょう。
 そんな中、彼は再三にわたって、トルコのイラク派兵を歓迎する姿勢を示しているのです。

『BRITISH AMBASSADOR WESTMACOTT: I HOPE TURKEY DECIDES TO SEND TROOPS TO IRAQ』
http://www.hri.org/news/turkey/trkpr/2003/03-09-23.trkpr.html#03
『British Ambassador Says They Were Pleased With Decision Of Parliament To Send Soldiers To Iraq』
http://www.turkishpress.com/turkishpress/news.asp?ID=13946

 ウェストマコット氏はEUメンバーに推進という立場、親トルコの姿勢をとってもいますが実は彼は本当にトルコのイラク派兵を後押しして実現させたかったのではないでしょうか。

『British Ambassador Says They Are Supporting Turkey's Eu Membership And Trying To Help It To Be Ready When Time Has Come』
http://www.turkishpress.com/turkishpress/news.asp?ID=13471

 
 先般のイギリス領事館攻撃は反ブッシュ、反ブレアのテロと単純に一括りにされていますが、実は、表面上見える状況とは裏腹に反ブッシュ、反ブレアのラインを攻撃、警告するテロという側面もあるんですね。 

 先般の大使館攻撃は、ひいてはアメリカの中東政策に反対するチャールズ、そして彼の訪米に反対する勢力に対して強烈な攻撃、警告になったのではないでしょうか。
 
 今回のミラー紙のダイアナ暗殺スキャンダル報道を目にして今頃チャールズらは、どのような思いを抱いているのでしょう。新聞でもくしゃくしゃにして壁にでも投げ付けているのではないでしょうか。実際関与していたとしても、いえ、関与していたらなおさら怒りはひとしおだったのではないでしょうか。

 ダイアナの死亡をめぐって、今後も様々な情報が暴露されることになるでしょう。時には事実をありのまま、時には意図的な核心の隠蔽を、時には事実の歪曲を伴って。 "By way of deception, thou shalt do war".


参考
被害の実態
10 Iranian bank staffers wounded in Istanbul bombings
http://www.payvand.com/news/03/nov/1130.html
President of the Istanbul Branch of Iran's "Mellat Bank" Younes Hormozian said 「the bank was adjacent to the point where the bombs went off, adding that the bombs had completely destroyed the building of the bank.」

英国大使館HP
イスタンブール爆破事件:“冷酷な狂信者”の悪行 ? ジャック・ストロー英外相
http://www.uknow.or.jp/be/embassy_news/E000145.htm

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