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2003年12月21日
公明新聞
■ 神崎代表 イラク・サマワを視察
陸自派遣予定地の治安状況などを調査
比較的平穏、市民も好感
電気、水、医療、道路整備などさまざまなニーズ(要望)が
記者会見で表明
イラク人道復興支援特別措置法に基づく自衛隊派遣予定地の状況などを調査するため、公明党の神崎武法代表と遠山清彦参院議員は20日午前(日本時間同日午後)、陸上自衛隊が活動を予定しているイラク南東部のサマワを訪問した。視察を終え、クウェートに戻った神崎代表は同日夕(日本時間21日未明)、クウェート市内のホテルで記者会見を行い、サマワの治安情勢などについて見解を述べるとともに、記者団からの質問に答えた。
【会見要旨】
クウェートのアルムバラク空軍基地から米軍のC130輸送機で、サマワに向け出発した。サマワ到着後、滞在時間は3時間30分と限られた範囲での視察となったため、あくまでも個人的な感想として述べたい。
(サマワに駐留し、支援活動を行っている)オランダ軍司令官の案内でサマワ市内を視察したが、現地は比較的平穏だった。同司令官は「街の理髪店に防弾チョッキを着けずに単身で出かけることができるほど落ち着いている」と語っていた。
子どもたちも手を振ってくれるなど、雰囲気として(オランダ軍が)現地の住民とうまくいっていると感じた。また、同市内でのテロ活動は見受けられない。市外ではテロ活動を指摘する情報もあり、完全ではないが、比較的安全であると感じている。陸上自衛隊が派遣された場合の宿営地も視察した。
現地でのニーズ(要望)としては、さまざまある。犯罪の防止、交通渋滞の解消、電気、水、医療などが挙げられる。セメント工場を設置し雇用を促進したり、道路や橋を造ったり、バイパス道路の建設により交通渋滞を解消させるなどのインフラ(社会基盤)整備も必要だ。
医療面では、病院があっても機材が壊れていたり、必要な機材がなかったりするなどの問題がある。日本が建設した病院も見てきたが使われていなかった。電気やボイラーなども壊れ、トイレなどの水回りも老朽化し、病院内に汚水がたまっているなど、病院一つとっても、さまざまなニーズがあり、やることはたくさんあると感じた。
【質疑応答要旨】
一、(陸自の派遣については、公明党としてGOサインを出すのか)今回の視察結果を材料にしつつ、党内で議論をすべきである。
一、(サウジアラビア国境地帯ではテロ組織が流入していると聞いたが)そういった話は聞いていない。
一、(オランダ軍がうまくやっているというが、その具体的状況は)オランダ軍の警備を受けながらの視察であったが、市民が会釈したり手を振ったりと、好感を持たれていると感じた。オランダ軍司令官は、(派遣されている)隊員が市民との交流に積極的に取り組んでいることを説明していた。
陸自の派遣 現地報告し、党内で議論
一、(現段階での陸自派遣についての個人的な考え方は)党の代表である以上、個人的見解を述べるのは適切ではない。今は、代表として現地の様子を報告し、それを材料にしながら党内で議論をすべきであると考えている。
一、(先の防衛庁の専門調査団による報告での印象と、違いはあるか)先の調査団の報告は概要であり、よく理解できなかったが、今回実際に訪問して、イメージが明瞭になった。
一、(訪問前の当初のイメージとの違いは)もっと危ないと思っていた。「ヘルメットもかぶる必要はない」とオランダ軍司令官から言われた。当初は防弾チョッキとヘルメットを着けてなお危険であるというイメージがあったが、決してそういうことはなかった。
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http://www.toyamakiyohiko.com/media/contents/2003/0312/contents031221.html