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多数決以前に代議制が選ばれた者だけの言論独占で「民」が主などではあり得ない欺瞞制度なり。
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投稿者 木村愛二 日時 2004 年 1 月 04 日 15:09:11:CjMHiEP28ibKM
 

(回答先: 多数決原理の横暴と、アイヌの「ウコチャランケ」 投稿者 縄文人 日時 2004 年 1 月 04 日 14:53:37)

多数決以前に代議制が選ばれた者だけの言論独占で「民」が主などではあり得ない欺瞞制度なり。

わが編著『9・11事件の真相と背景』(副題:「テロ」か? 自作自演の戦争挑発謀略か?アメリカ=イスラエル=世界支配構想の核心を突く)より抜粋。

---------- 引用ここから ----------
●欧米流「デモクラシー」とは何か?

 私は、昨年の9・11事件よりかなり前から、この問題に興味を抱き、追究し続けていた。私は、常に実態から考え直すのである。

 英語のデモクラシーの起源は、ギリシャのデモスクラトスにあり、これはデモス(「部族」とか「区」と解釈されている)とクラトス(権力)の合成語である。

 ギリシャでは、現代のいわゆる「市民権」を持つのは人口の10分の1の征服民族の末裔のみであって、実態は少数の支配部族の内部の政治方式でしかない。「区」に配置された部隊の兵士の集団的な「権力」と理解した方が、歴史的実態に合っている。

 つまり、自らも奴隷主の一般兵士の合議制権力なのであって、発生的には「奴隷」状態を象形した「民」を主権者であると思わせるような訳語は、決定的な間違いなのである。すでに「軍事民主主義」と呼んでいる研究者もいる。

●アメリカ流「民主主義」とは何か?

 アメリカ「民主主義」なるものの歴史的実態は、本章の冒頭に紹介したアメリカ製漫画本、『戦争中毒』にも、的確に描き出されている。原住民を騙し、殺し、駆逐して、ではあるが、「自由に土地を入手できる」条件の上に、黒人奴隷制を経済の基本として、初めて成り立っていたのである。

 日本語の訳題が『アメリカの民主政治』などとなっている歴史的な名著の著者、1880年代のフランス人のトックヴィユは、その実態を、基本的には個人主義なのであると見抜いた。

 歴史的な事実経過を見れば、人口の10分の1の支配層の制度の一つであったギリシャ民主主義と共通する欺瞞に満ちた差別支配、軍事貴族支配の一種の継続でしかないことが明確になる。

 私は2000年秋、パレスチナ内戦勃発と同時に、東京は港区赤坂のアメリカ大使館前で英語の抗議演説をした。

 その時に、私は敗戦国の少年としてアメリカ民主主義を教え込まれたが、それが真っ赤な嘘だと知ったと言い、アメリカ民主主義については「デモクラシーよりも同じギリシャ語源ならデマゴギーの方がふさわしい」と、何度も繰り返してやった。

 これこそが「デモクラシー」の言葉の魔術を打ち破る最上の切り返しの秘伝である。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

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