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天皇陛下は23日午前、国連のアナン事務総長と皇居・宮殿で約30分間会見した。陛下とアナン事務総長との会見は02年1月以来。
宮内庁によると、陛下は冒頭、昨年8月にイラク・バグダッドの国連事務所へのテロで、セルジオ・デメロ事務総長特別代表が死亡したことに対し「哀悼の意を表します」と悼んだ。アナン事務総長は「誠に悲劇的で国連にとって大きな衝撃でした」と振り返った。
イラク情勢についてアナン事務総長は「6月30日に想定されている主権移譲、選挙、治安の回復など複雑で難しい幾多の課題があります。日本がイラクの復興のために決めた50億ドルの資金提供、自衛隊派遣などの大きな貢献に対して感謝します」と話した。陛下は「イラクのみならず、国連が世界各地で努力していることに敬意を表します」と述べた。【真鍋光之】
[毎日新聞2月23日] ( 2004-02-23-11:49 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040223k0000e040038000c.html