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(回答先: 【資料】キム・ヘギョンさん訪日要請に関する横田家の立場 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 2 月 14 日 23:54:43)
日本と北朝鮮との間で再開した政府間交渉に具体的な進展はなかった。平壌での協議は、それぞれが従来の主張を言い合い、決まったのは話し合いの継続だけ。残る子供たちの帰国など何らかの成果を望んだ拉致被害者家族だが、「日朝間で公式ルートを持ったことが前進」と冷静に受け止め、今後に期待をつないだ。
拉致被害者の家族らは14日夜、内閣官房の拉致被害者・家族支援室から交渉結果の報告を受けた。新潟県柏崎市の蓮池薫さん(46)は、兄透さん(49)によると、「結果が出なかったのは残念だが、決裂したわけではないので落胆はしていない。次回協議に期待している」と話したという。透さんも「(家族の帰国実現という)一発回答でなく残念だが、政府レベルの話し合いが始まったことを評価したい」と話す。政府に対して、「持ち帰った内容をよく吟味し、戦略を立てて次に臨んでほしい」と要望した。
福井県小浜市の地村保志さん(48)の父保さん(77)は「今後も北朝鮮が話し合いに応じれば、進展もあるだろう」と期待。さらに、「(保志さんら)2人の表情を見ていると一日でも早く解決してほしい。今後の交渉では折れるところは折れたらいい」との考えを示した。
家族会代表の横田滋さん(71)は「拉致問題だけを話し合って何の歩み寄りもなかったということは、6カ国協議の場で論議されたとしても、大きな成果が出るとは考えにくい」と懸念。それでも「途絶えていた政府間交渉が再開したことは良かった」と今後に期待した。
事務局次長の増元照明さん(48)は「北朝鮮は何も変わっていない。日本が経済制裁を発動する気があるのか、探りを入れたかっただけかもしれない。政府は制裁発動も視野に入れ、何らかのアクションを起こすべきだ」と語った。
「進展がなかったのは予想通り」という有本嘉代子さん(78)は、被害者の家族の帰国問題について「『死亡』とされた私たちの子供や他の被害者もいる。全員の帰国が実現するまで断固とした姿勢で臨んでほしい」と注文を付けた。松木信宏さん(31)は「主張をぶつけた結果、進展がなかったのは仕方のないこと。次につなげただけでもよしとしたい」と語った。
今回の協議での進展はないと予想していた支援団体・救う会の西岡力副会長は「北朝鮮が、拉致問題で譲歩するというイメージを作り、時間稼ぎをしただけだったことがはっきりした」と分析。そのうえで「北朝鮮にあせりがあることは間違いない。さらに圧力をかけていけば問題解決に結びつく」と話した。
[毎日新聞2月14日] ( 2004-02-14-21:24 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040215k0000m040059000c.html