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(回答先: 日朝協議：ヘギョンさん訪日、横田さん「慎重に」 ［毎日新聞］【生きているはずのめぐみさんとその子どもが“分離”されることへの危惧】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 14 日 16:25:24)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2004.02.14)
http://www.sukuukai.jp/houkoku/log/200402/20040214.htm
■キム・ヘギョンさん訪日要請に関する横田家の立場
今回の日朝接触の中で、キム・ヘギョンさんの訪日要請がなされるとの報道があり
ました。キム・ヘギョンさんの訪日については微妙な問題が含まれており、横田家で
は「懸念」を持っておられます。そこで、外務大臣宛の文書を、２月１３日、横田拓
也氏が家族を代表して外務省北東アジア課に届け、また中山恭子・内閣府参与にもお
届けしました。横田家の了解を得て、以下にその趣旨を報告致します。
キム・ヘギョンさん訪日要請に関する横田家の立場
２月１１日から平壌で開催された日朝交渉の中で一昨年１０月に原状回復すること
が出来た５人のご家族の無条件の帰国要請と死亡と発表されている横田めぐみの娘で
あるキム・ヘギョンさんの訪日要請をしていると聞いております。
５人のご家族を無条件に取り戻すことは当然でございますが、キム・ヘギョンさん
の訪日については極めて慎重な対応が求められると理解しております。そもそも一昨
年９月１７日に北朝鮮からもたらされた情報は何の根拠や確証も無く、その後の亡命
している元工作員やその他多くの方の証言などから、死亡とされている方々が提示さ
れている死亡日時以降も明らかに生きていた事が判明しており、日本政府としては安
否未確認者が生存しているという前提で交渉にあたる必要があると考えます。
一昨年の年末に、私横田滋の訪朝の是非について様々な議論が起きました。これに
ついては家族内での話し合い及び家族会総会での議論等を踏まえて断念した訳でござ
います。この議論の背景には、キム・ヘギョンさんに自由な発言が出来ない環境で私
共が訪朝致しますと、「母である横田めぐみは既にご承知の通り亡くなっています」
「私は北朝鮮で平和に暮らしているので心配しないで下さい」「母のお墓があるので
お参りに行って頂けないでしょうか」というような北朝鮮政府が作成したコメントを
強制的に言わされ、同時に横田めぐみがあたかも死亡しているというような報道を
大々的に繰り広げることによって、横田めぐみ自身の救出を阻みそして北朝鮮による
日本人拉致問題を幕引きにさせる意図が拡大する事を恐れて断念した訳でございます。
この懸念を参考にすれば、生存している横田めぐみとキム・ヘギョンさんが別れた
形での訪日は事実上人質をとられている構図に他ならず、結果的には自由な発言をす
ることが出来ないばかりか私達家族が心配する"懸念のシナリオ"が起きてしまうので
はないかという事を危惧しております。私達家族はキム・ヘギョンさんの訪日自体に
は歓迎を致しますが、先述のような懸念点を予め払拭した上で対応して頂きたいとい
うことでございます。本来であればキム・ヘギョンさんが訪日する際は必ず横田めぐ
み他家族帯同でなくてはならず、北朝鮮が画策する幕引きのシナリオに乗じるべきで
はないと考えます。
北朝鮮への圧力を伴う対応は日本を始め世界各国が真剣に取り組んでいます。一昨
年の５人が原状回復出来た際と違う点は、明らかに北朝鮮と闘っている国々が一致団
結しそして世界規模でその人権蹂躙の事実が広く認知され、解決のためのイニシアチ
ブはとりわけ日本側にあるということです。
日本政府は安易な選択をせず、今が拉致問題並びに核問題を解決するための絶好の
機会であることをご認識頂き、毅然とした態度で原則論を曲げない形で外交交渉にあ
たって欲しいと思います。
なお、この趣旨を昨日（２月１３日）政府に文書で申し入れしましたことを明らか
にします。
平成１６年２月１４日
横田 滋
横田早紀江
横田 拓也
横田 哲也
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救う会全国協議会ニュース
発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3946-5784
http://www.sukuukai.jp
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担当：平田隆太郎（事務局長info@sukuukai.jp）
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みずほ銀行池袋支店（普）5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。