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(回答先: 拉致問題:被害者家族は解決に期待感 田中審議官訪朝 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 12 日 02:09:56)
北朝鮮・平壌入りした外務省の田中均外務審議官、薮中三十二・アジア大洋州局長らは12日午前から、金永日外務次官らと本格的な高官協議に入る。これに先立ち、田中氏らは11日夜、第1回6カ国協議(昨年8月)で北朝鮮の首席代表を務めた金次官主催の夕食会に出席した。同省幹部によると、日本側は拉致問題に関し被害者5人の家族の早期帰国を要求したが、同日は双方の原則論を述べ合うにとどまったという。
今回の協議に関し、川口順子外相は12日朝、外務省で記者団に対し、横田めぐみさん(北朝鮮側が死亡と通告)の娘キム・ヘギョンさんの訪日も求める考えを明らかにした。
外相はさらに、「拉致問題解決の必要性を北朝鮮が認識してきているということだと思う。一つの前向きな動きであり、いい結果につながればと思っている」と述べ、拉致問題の進展に期待感を示した。
一方、外務省幹部によれば、11日の夕食会での協議は午後7時から、約2時間半行われた。日本側が拉致被害者5人の家族を帰国させるよう要求したのに対し、北朝鮮側は「まず5人を北朝鮮に戻すべきだ」などと従来の主張を繰り返し、協議は平行線だったという。
田中氏らは14日まで平壌に滞在する予定で、「死亡」したとされる8人と、「不明」とされる2人について真相解明を求める方針。さらに、拉致問題が全面解決しない限り、国交正常化はしないとの考えを伝える。【前田浩智】
[毎日新聞2月12日] ( 2004-02-12-11:12 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040212k0000e010035000c.html