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http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20040301&j=0022&k=200403015314
2004/03/01 13:00
弟子屈署(釧路管内弟子屈町)が裏帳簿を作成して裏金を管理していた問題で、裏帳簿作成に関与した同署の元次長と札幌の市川守弘弁護士は一日午前、二〇〇〇年度の同署の捜査用報償費(道費)計三十五万円が目的外に使用されていたとして、道警本部に損害補てんを求める住民監査請求を道監査委員に行った。道警の報償費疑惑をめぐる住民監査請求は昨年十二月の旭川中央署に続き二例目で、警察官OBによる監査請求は全国で初めてのケースとなる。
この元次長は札幌市内の無職斎藤邦雄氏(56)で、二〇〇一年三月、同署次長を最後に警視で退職した。
斎藤氏は住民監査請求後、市川弁護士とともに会見し、「旭川方面本部地域課次席時代はカラ出張で裏金をつくり、弟子屈署でも正規に報償費を支出したことはない。裏金づくりは道警全体に染みついていて、それが嫌で辞めた」と実名で証言した。さらに「道警は道民をなめきっている。道民の期待と信頼にこたえる警察はどこへ行ったのか」などと語った。
監査の措置請求書などによると、弟子屈署では二〇〇〇年四月から〇一年三月まで、捜査協力者に情報提供謝礼などの名目で報償費を正当に支出したとの会計書類を偽造。総額三十五万円の報償費を裏金にし、同署幹部の交際費などに支出していた。同署では斎藤氏が裏金を管理していたほか、裏金づくりは道警で長年行われており、斎藤氏も前任者から事務を引き継ぎ、道警上層部の指示で行っていたとしている。
警察庁は二月二十六日、道警の報償費不正支出疑惑を受け、監査委員から捜査員への事情聴取の要請があれば、支障がない限り応じるよう全国の警察に通達を出しており、弟子屈署に関する監査請求が受理されれば、適用第一号となる。
市川弁護士は、斎藤氏の実名証言について「高橋はるみ知事の『内部告発者が出てほしい』との発言を受けての行動だ。政治生命を懸けて斎藤さんを守ってほしい」と話している。