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★ 週刊文春記者の勇み足か思い込みか筆が滑ってしまったのかはわからないが、記事には、「犯人は彼女の呼吸が停止した四十分後、遺体を刃物を切り刻んでいる」というとんでもない内容が書かれている。
おいおい、「死亡推定時刻は、午前零時から二時と推定されるが、」と殺害した時刻に2時間もの幅があるのに、どうして、刃物で遺体を傷つけたのは呼吸停止後40分後とわかるのか?
傷口や内臓の状況から、死後四十分以上は経過したのちに刃物で傷つけたというのならまだしも...
また、「今カレ」らしいと言われているB(青白)君は、「同じ学科の同級生B君ですが、カレはその夜、朝まで友人らとマージャンをしていたのでアリバイがあります」とされている。
この記事を読んで、直観的に、どうやら捜査当局は犯人がわかっているとな思ってしまった(笑)
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本日発売の「週刊文春2・26」P.35
見出し部:茨記事私大生全裸殺人 犯人逮捕を阻む三つの「壁」
記事本体:まとめのかたちで引用します。()の部分が引用。
● 検死状況
「 この事件がいかに凄惨だったかは殺害された原田実里さん(茨城大二年・享年21)の瞳が物語っています。
「検死の結果、彼女の瞳と唇は赤く充血していました。扼殺は毛細血管が破裂するので、悶絶すると血液が回りやすい場所にその痕跡が強く出ます。意識を失ったまま、死亡した状況ではなかった」(捜査本部関係者)
● 「壁」その1:物証
引用:「一つ目は、未だに犯人を示す“物証”発見されていないことだ。
死亡推定時刻は、午前零時から二時と推定されるが、犯人は彼女の呼吸が停止した四十分後、遺体を刃物を切り刻んでいる。
「首の切断は正面の喉から刃物が刺し込まれた後、左にグルッと一周する形で行われているが、この時、首筋から血と脂が噴出したため、犯人の指紋は採取できていない。犯行に使用された刃物の種類も切断面からは包丁なのか、サバイバルナイフなのか判別がつかない。彼女の部屋の台所には包丁が二本ありましたが、手付かずのまま残っている。狭軌は何だったのか?どこへ捨てられたのか?まだ、見当もついていない」(茨城県警捜査関係者)」
しかし、凶器の特定もできないのに、どうして、「犯人は彼女の呼吸が停止した四十分後、遺体を刃物を切り刻んでいる」という特定ができるのか不思議だ。
● 「壁」その2:被害者の足取り
引用:「原田さんが最後に室外で目撃されたのは、一月三十日午後十分−。
この約一時間前、彼女は交際していたとされる茨城大四年のA君(21)と自宅マンションで落ち合っているが、その後、原田さんは、今年一月、実家の父親からプレゼントされた黒い軽自動車で、五百メートル先のスーパー「K」へ買い物に行っている。
「スーパーKのレジの防犯ビデオが一人で買い物をしている原田さんの姿を三十日午後十時十分過ぎに捕えています。彼女はおつまみと缶チューハイを購入していますが、これは部屋のテーブルに残されていたものと全部、一致している」(捜査本部幹部)
「部屋のテーブルに残されていたものと全部、一致している」からといって、部屋で飲食したとは断定できない。どこかで、飲食したものを持ち込んだ可能性だってあるだろう。
それに、翌朝までうたた寝していた人が、目覚めてから、テーブルの後片付けをしないのは“しつけ”が親の悪いせいのか?
500メートル先のスーパーに車で行ったのなら、駐車場はマンションの近くにあるはずだ。
たった500メートルでも車を使ったということは、安全に気を使っていたか、新しい車に乗りたくてしかたがなかったのだろう。
● 「壁」その3:書き置き
引用:「A君の供述では、二人で酒を飲んだ後、A君はそのまま転寝、原田さんは午前零時頃、「ちょっと知り合いに会いにいく」という走り書きのメモをテーブルに残し、一人で外出したという。」
引用:「一体、誰と会い、どこで殺害されたのか?
「彼女の様子から、遠出する意思はなかったはずです。マンション周辺では扼殺の際によくみられる失禁痕、血痕など争った形跡は見つかっていません」(別の捜査本部関係者)
犯人は偽装工作のため、殺害後、自転車をマンション駐輪場から運び出し、遺体発見現場から反対方向へ放置したとされている。
「しかし、犯人は一体どうやって原田さんの自転車の鍵を持ち出したのか?部屋には物色された形跡はありませんでした」(同前)」
自転車が空き地に放置されていたことが、どうして、「犯人は偽装工作のため」に、と断定できるんだ?
被害者が途中まででも乗ったことはない証拠は?
「しかし、犯人は一体どうやって原田さんの自転車の鍵を持ち出したのか?部屋には物色された形跡はありませんでした」は、これまで報道されてきたように、原田さんが部屋の鍵と自転車の鍵を一緒にしていたのなら、部屋を物色するまでもなく犯人の手に入ることだからおかしな疑念だ。
引用:「彼女が事件当夜、メモを書いたのが事実であれば、“知合い”というのは夜中に突然、自宅を訪ねても警戒されない人物ということになる。
「メモは彼女と親密だった友達をさしているのでしょうが、これが誰なのかさっぱり見当もつきません。原田さんは当時、A君以外にも親しい男友達がいました。同じ学科の同級生B君ですが、カレはその夜、朝まで友人らとマージャンをしていたのでアリバイがあります。一方、原田さんと一緒に部屋にいたA君の供述、行動にも矛盾はありません」(同前)」
男友達のところに行くとは限らないのでは?
「これが誰なのかさっぱり見当もつきません」と言っていながら、「一緒に部屋にいたA君の供述、行動にも矛盾はありません」はちとおかしいのではないだろうか。
あの日の深夜に会いに行くような相手がわからないというのなら、メモがいつ書かれたものかをきちんと分析する必要があるだろう。
● アリバイがあるとされているB(青白)君がA君の自宅を訪問したわけ
引用:「B君は参考人聴取の際、この行動を『原田さんが火葬されるのでAさんを誘って一緒に見送りに行こうと思った』と供述している。」
A君の自宅を訪問したのは2月2日で、原田さんの密葬は2月5日だったはず。
2月2日に本当に火葬が行われたのだろうか?
引用:「B君は小誌の取材には、次のように証言した。
その日、Aさんの家をタクシーで確かに訪ねましたが、(Aさんは)いなかった。一年の時、少しだけトライアスロンをやったのでAさんは昔から知っています。(原田さんとA君のことは)よくわかりません。知りません」」
せっかく取材できたというのに、突込みが足りなさ過ぎる。
A君の家に言った理由も、参考人聴取を持ち出すのではなく、直接B君に訊けばいいはずだ。
そして、B君が“今カレ”かどうかも、本人に確認して欲しかった。
● 茨城県警
引用:「現在、茨城県警は捜査本部を設置した殺人事件を十件抱えているという。
「実は十件中、六件は未解決というお寒い状況です。大事件ということもあり、刑事部長ら幹部が捜査本部入りし、ハッパをかけていますが、この事件では生活安全課など他からの応援組も駆り出され、捜査に当たっているのが現状です。事件当初、捜査本部は親密な“顔見知り”の犯行と見て解決を楽観視していたので、初動捜査が鈍かった。物証は発見できない、原田さんの足取りも把握できない、親友らからの聴取も思うように進まない、という三重苦に陥っています」(茨城県警詰め記者)
茨城県警の奮起を期待したい。」
(感想はなし)